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小豆まくら
えっさほいさと本棚を整理していたら、まるで「わたくしも本でございます」と言うかのごとく静黙に佇む茶色い箱がありました。すっかり忘れていましたが、1年前に旦那が貰ってきたものです。彼は本当に、ちょくちょく貰いモノとともに帰宅します。お茶やコーヒー、お菓子はもちろん、ペンやキーホルダー、本、観葉植物、電磁波遮断ステッカーまで。得意技かな?
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箱の中身はというと、小豆と裁縫道具が入っていました。まち針や糸通し器まであって、なんだか懐かしいです。また、かわいらしい Aminal Friends 定規のせいか、小学校の家庭科を思い出しました。
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このペンなんて、何十年ぶりでしょう。久しぶり過ぎて、名前を検索してしまいました。『裁縫 ペン』で出てきのは、チャコペン。そうだ、チャコペンって言うんだ。懐かしい。しかも Made in Japan だそうです。これまた久しぶりに見る表記で、ある意味貴重です。
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・・・どうしよう。
比較的何でもほいほい捨てるわたし。というか、捨てることを前提に整理していたわたし。流石にこれは捨てられません。もったいないオバケがでちゃう。捨てられないのなら、作るしかないね、うん。
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ということで、小豆まくらが出来上がりました。
シンプル過ぎる出来栄えですが、それほど悪くはありません。上手な人であれば、十字に縫い目を入れて小豆が動かないようにしたり、用途に合わせて首掛けスタイルにしたりするのでしょうが、そこまでの技術がないわたしには、これで充分です。早速出来上がりを見せた旦那からは「お、上手にできたね」とのお褒めの言葉をいただき、気分もるんるんです。
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<年中役立つ小豆まくら>
小豆まくらですが、身体を温めたり、冷やしたりするのに使います。
寒い時期にはレンジでチンして温めることで、カイロのように使えます。20~30分ほどで冷めてしまうため外出時には不向きですが、じんわりと落ち着くような温かさで、蒸れることもないため、疲れた目や肩を温めたいときには適しています。
小豆は吸湿性に優れ、触れたものの熱を吸収します。夏の寝苦しい時期には首の下に引くと体内の熱を放出してくれますし、前もって冷凍庫で冷やすことで冷却機能をより長く保つことができます。
小豆さえあれば簡単にできるので、用途に合わせてサイズや形違いのものを手作りするのも楽しいかもしれません。
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