見出し画像

#21 肩関節と股関節の親和性とは?

意外と知られていないこととして
挙げられることは
肩関節と股関節がほぼ同じ構造を
している
ことです。

ヒトは四足歩行から
途中の経過、状態を経て
直立二足歩行の進化していったと
言われており、
未だに多くの説が検討されています。

ざっくりと四足歩行から
二足歩行になった場合
肩関節は四足歩行時の前脚に
股関節は四足歩行時の後脚に
なると考えらます。

となりますと肩関節と股関節は
同じ構造になると思われますが
解剖学でも大きな分類として
共に球関節に分けられています。

実際日常生活を送っていて
肩関節がクルクル、グルグル
回すことができるイメージを持っている方や
実際に回して動かしておられる方は
多いかと思いますが
実は股関節も構造上球関節に
分類されるので、
クルクル、グルグル回すことができます。

ただ、二足歩行の場合、
歩行時がメインの動きになるため
実際のところは
クルクル、グルグル回すことは
日常生活の中ではそうはないかと思います。

股関節も自由に回せる関節でありますので
そのための筋肉も元々
備わっていることになります。

股関節に元々備わっている深層外旋6筋
(梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、
下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋)
と呼ばれる筋肉は
股関節のインナーマッスルであり
硬くなったり衰えやすかったりします。

日常生活で使う場面が
そもそも少ないと考えますと、
衰えてしまったり硬くなってしまうことは
容易に想像できるようになるのでは
ないかと思います。

ですので、普段から寝た状態や
立った状態で構いませんので
股関節を回すだけでも
使い切れていない筋肉を
使う形になりますので
運動が苦手な方も
股関節を回す動きは
やりやすいのではないかと思います。

ただし、痛みがある方は
無理をなさらずしかるべきところで
診てもらうことをオススメいたします。