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経営コンサルティング会社勤務の30代女性。コンサルタントとして様々な会社のサポートをする中で、ジェンダー平等や女性の活躍に貢献できる活動をしたいと強く考える様になりました。このnoteではそんな想いから、女性のキャリアに関連する内容を発信していきたいと思います。

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面接で強い印象を残す「STARメソッド」の使い方

採用面接の場面で自分がそのポジションに相応しい人材であることをアピールしようとするあまり、あらゆる材料を詰め込み過ぎたり、質問に直接関係のないことまで答えたりした経験のある求職者は、少なくないはずです。 私たちはこれまで、外資系の戦略コンサルティングファームでの面接官や事業会社の採用活動の支援、求職者のキャリア支援等に携わってきましたが、優秀な候補者の方でも、やり取りの中で何を伝えるべきか混乱されるケースを数多く経験してきました。 面接でのやり取りはとても難しい部分があり

    • 「女性性」が高まる世の中

      皆様は「ホフステードの6次元モデル」なるものをご存知でしょうか。 オランダの社会心理学者であるヘールト・ホフステード博士が1960年代ごろから研究を行い開発したもので、国ごとに異なる文化や価値観を数値で表現し理解しようとするフレームワークなのですが、今日はこの6次元の中の一つの指標とされる「女性性」について注目し、世の中が「女性性」の高まる方向に動いている、という興味深いトレンドについて取り上げたいと思います。 各国の文化や価値観を数値化する上で指標となっているのは下記の6

      • 国際女性デースペシャルセッション「Unleash Yourself! 幸せなキャリアのために」から学ぶ自分自身を解き放つ方法

        2024年3月8日の国際女性デーを記念して『Unleash Yourself! 幸せなキャリアのために』というトークセッションが開催されました。 このトークセッションでは、サンリオエンターテイメント代表取締役社長の小巻亜矢さん、パナソニック コネクト取締役 執行役員/CMOの山口有希子さんが登壇し、自分自身を解き放つ方法について対話されました。 セッションでは次の様なテーマが語られました。 仕事をする中で、ライフイベントにはどの様に向き合えばいいか 絶望的な状況をどう乗

        • 書籍「あすは起業日!」に見る、女性のキャリア

          少なくとも日本では、「女性の起業」を中心に描いた小説というのはこれまであまり存在しなかったのではないでしょうか。 そんな、もしかしたら新しいカテゴリとなる「女性起業家小説」がつい先日発売されました。 「本棚で手と手が重なるように出会えるオンライン書店」をコンセプトとした、サブスクリプション型選書サービス「Chapters書店」を手掛ける森本萌乃さんの「あすは起業日!」です。 Amazonに記載されている紹介文をお借りして、まずはどんな本か簡単にご紹介します。 今回はこの本

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          女性のキャリア選択における福利厚生の意味

          将来のキャリアを考える際、多くの人は自分が進む場所で得ることができるインセンティブ(金銭的および非金銭的)を吟味することでしょう。 インセンティブには給与や仕事内容、成長環境等、仕事によって獲得できるあらゆるベネフィットが含まれます。 本記事では、その中のひとつである福利厚生について、女性の目線からの捉え方の一観点を紹介したいと思います。 福利厚生を見直す企業が増えている 現在の多くの日本企業における福利厚生制度は、新卒主義かつ男性従業員と専業主婦で構成された、かつての家

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          就職面接で有効な賢い質問

          就職面接の時間の中での質問のセッションは、応募しているポジションが自分に適しているかどうかを知るチャンスである同時に、自身の最後のアピールのチャンスです。 HBR(Harvard Business Review)の「38 Smart Questions to Ask in a Job Interview」の記事では良いヒントが載っていました。 ここでは同記事を参考に、就職面接を控える方にとってのインサイトを提供できればと思います。 「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた

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          日本の女性の働きやすさは29カ国ワースト3位

          英エコノミストによる先進国を中心とした29カ国における女性の働きやすさの調査で、日本はワースト3位と発表されました。 もう、このランキングに驚かない方も多くいらっしゃるかと思いますが、残念な結果です。 上位4カ国は北欧諸国が占めました。 1位のアイスランドは1976年にジェンダー平等法を制定し、1980年には世界で初めて民主的に選出された女性大統領が誕生しています。その後も賃金格差や性別役割分担の是正に取り組み、2010年にクオータ制(割り当て制)を導入することで、女性の活

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          書籍「なぜ男女の賃金に格差があるのか」からの考察

          「なぜ男女の賃金に格差があるのか」の要約本書の著者であるクラウディア・ゴールディン氏は、ハーバード大学教授で、数十年にわたって女性の労働と男女賃金格差について研究している方です。女性として3人目となるノーベル経済学賞を受賞されました。 本書では、米国における約100年分の大卒女性のデータと、各世代を代表する著名人の人生のストーリーを交えながら、男女格差について調査を行っています。 具体的には、19世紀後半以降に生まれた大卒女性を5つの世代に分け、各世代で仕事と家庭の両立が

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          職場の女性に関する神話と現実

          2023年10月に、LeanInがマッキンゼーと共同発表した、「Women in the Workplace(職場の女性に関する調査)」は興味深い内容でした。 LeanInは、メタ(旧Facebook)の元COOであるシェリル・サンドバーグが立ち上げた団体で、女性の働き方に関する調査や、女性がビジネスリーダーになるためのスキルトレーニングを提供する等、女性のキャリアを支援する活動を行っています。団体名のLean Inは、彼女の大ベストセラー『Lean In』から取られていま

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