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自分軸を見失わないように

音楽の道に進みたいと、夢や目標というより
そうするのが私の生き方
のように感じていました。

それが私にとっては自然なこと
と言ったらいいでしょうか。

もしかしたら幼いときの方が
いつも本心と繋がっていられるのかもしれません。

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子供の頃からコンクールに
毎年1〜2回出ていたのですが
評価や結果に興味がなかったのですね。

勝っても負けてもどっちでもいい。

評価されて喜ぶこともなく
誰々ちゃんの方がうまいと悲しくなったり
一喜一憂することはなく淡々としていました。

『人に評価されることに価値を感じない』

と分かったのは大人になってからです。

でも音楽の道に進むとなれば
これから試験や受験、競争にもまれ
一点でも多くとる演奏がやはり必要になるので
コンクールは受けておいた方がいいわけです。

毎日何時間も練習するのは当たり前
だって音楽家になりたいから。

その頃の師の愛ですし
楽しいかそうでないか
やるかやらないか
の選択はなかったです。

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競争や他人の評価に興味はなかったのですが、ピアノはもちろん好きでしたし、作曲家たちと対話するのがとても楽しかったです。

楽譜を眺めて、分析して、構築していく。

同じところ、違うところ、それがどう発展していくのかを楽譜を見て音を出して、感嘆していました。

そうやって作曲家に想いを馳せるのが今も好きです。

そういう日々の中
他の楽器や歌とのアンサンブルの機会も
ありました。

勧められたり頼まれたりすることがとても多く
その時間もとてもとても楽しかったです。

音を重ねて他の楽器とやりとりをする
たまらなくうれしくて楽しくてきれいで
生き生きと奏でられる時間。

東京藝大を目指していましたが挫折し
すべり止めの大学に入ってから
暗雲の日々がはじまり
長い年月、もがき彷徨います。

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突破したのは2017年のメンターとの出会い。
そこから私の音楽観は激変します。

もしかしたら激変したのではなく
原点に戻ったのではないかと
最近思うのです。

自分軸を見失い逸れていっているから
先が見えなくて手探りで彷徨う。

私の軸はアンサンブル。
みんなで音と心を重ねて
想いも共有して奏でる。
なんて美しい音楽なんだろう…
そこに価値を感じる。

作曲家の心に想いを馳せるのに似ています。

目には見えない思いやりや優しさに満ちているアンサンブル。

そうやって生まれる音色は本当に美しいのです。

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メンターとの出会いがきっかけで
一流弦楽器奏者の先生方と出会い。
体を機能的に使うための《ボディマッピング》
に行きつきました。

私がどれだけ一流の方々の元で学ぼうと
生徒さんにとってみれば
『それで私自身はどう変われるのですか?
どう良くなれるのですか』

それが大事なのですね。

師たちの音楽を
腑に落ちるまで実践して納得して

分かりやすく
そして本質から逸れないように深く
生徒さんたちに伝えることが
指導者としてやらねばならないことです。

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私は何に価値を感じるのか。

他の楽器は何人もで演奏するところを
《ピアノはひとりで出来る》

すごい、ピアノって。

音と心を重ねるってとても美しいし楽しいよ。
ピアノってそれが一人でできるの♡

素晴らしい楽器なのです。

そういった視点から
指導やアドバイスをしています。


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