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室内楽コンサートvol.1に出演して。景色が変わりました。

12/15(火)に開催された【ジャスミン室内楽コンサートvol.1】にて、ベートーヴェンのピアノトリオ『街の歌』を演奏しました。

感動感激の嵐でした。支えて下さった方々に感謝の思いがいっぱいです。

感動しました!のお声をたくさん頂きました。ありがとうございます。

弦奏者を思いやり楽曲に寄り添い、ベートーヴェンの心情に思いを馳せ、出演することの不安や悩み、時に押し潰されそうになりながら、希望や感謝や期待も胸いっぱい、本当に様々な感情を味わいながら真剣に向かいました。自分で言うのもなんですが、多分、目がキラキラしていたと思います。

終えてみて。

何事もそうですが、経験した後の地点に立って見える景色が大きく変わりました。

【ジャスミン室内楽クラスin東京】でご指導頂き1年間かけて深めてきたベートーヴェン。コンサートとなると受講生ではなく共演者、先生方は共演者。

もともと室内楽は対等な関係ですが、いちピアニストとして共演者として接して下さる濃いリハーサルとゲネプロ。そして本番。

私はここで生きよう、と改めて決心しました。

ピアノって便利な楽器なので『ピアノの音は私の付属品だから。ピアノは伴奏だから。それらしく弾いて』と扱う奏者っています。大屋根は閉じて、とか言っちゃう人もいるくらいです。

一方で『私は伴奏という言葉が嫌いなので使いません。ピアノは共演者でパートナーなのでアンサンブルです。プログラムに載せるのも《アンサンブル》と載せてね😊』と言ってくれる奏者たちもいます。

ピアノは大屋根全開の状態がそのピアノが一番よく鳴る、そのピアノらしく鳴る状態ですし、pppを出すには表現力や技量で出すものです。大屋根閉じて小さく弾いてね、って…💧

と話が少し逸れました。

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超一流奏者の先生方、いえいえ共演者達とトリオを演奏して、私にとって室内楽は生涯かけて追究するものなんだ。このために生まれてきた。今生での課題。とまたまた再確認しました。

本当にやりたいことだけ、清々しく風の通る心情で突き詰めていこうと決めました。

もう一つ重要なのは、真摯な姿勢で音楽に向かう奏者達と共に奏でていく、ことです。

トリオでもデュオでも、ピアノ奏者はスコアで必ず楽譜を見ます。縦の線、パートナー達がどう演奏しているのか、どう演奏したいと考えているのかを楽譜から読み取り、自分はどうしてあげられるか、どう寄り添うか、どんな音色を渡すか、を考えています。

その温度が同じかどうか。音だけの羅列でいいなんて妥協しないこと。一歩でも二歩でも楽曲に踏み込んで共に深められること。そのために時間を使い、その時間が重要だと思えること。

なんだか難しくなっちゃった。いろんな奏者がいますので…

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〈3匹のこぶた〉の煉瓦を積むぶたさん。着実に揺るがない、大切なことを守ったり実現するために私は煉瓦のぶたさんを目指しています。

気質なんですね、着実、丁寧でないと簡単に崩れるし意味ない、時間がもったいないと思ってしまうんです。人それぞれの感性なので他人には求めませんが、同じような姿勢の人達は確かに居ますので。

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景色が変わったことも2020年の悲しみも感謝も全部しっかり抱えて、天国の多喜靖美先生はいつもいつでも見守って応援して下さっているのを感じながら次に繋げます。

やるべきことが明確になったのは支えて下さる方々のお陰です。本当にありがとうございます。

室内楽に興味のあるピアノ奏者の方々、一緒に【ジャスミン室内楽クラスin東京】で学びましょう😊

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【ジャスミン室内楽クラスin東京】の指導陣。この写真が大好きで、なんだか泣けてくるんです。先生方の決意とご尽力に心から感謝しています。


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