見出し画像

天の川を歩く:2024年の北野天満宮御手洗川足つけ燈明神事に行った話

 2024年8月。連日のとんでもない暑さが続いた昨年を超えるようなえげつない暑さが続く中、「北野天満宮の七夕祭りで足つけ神事やってるらしい」という話を友人からもらい、涼を求めて北野天満宮へ行ってきました。


北野天満宮の七夕祭り

 京都、北野天満宮。七夕といえば7月7日の行事ですが、京都では旧暦にあわせ、8月上旬に七夕の行事が執り行われる所が少なくありません。
 北野天満宮もそのうちの一つです。

 この日は、日中の暑さも少しはマシになるような日暮れごろに、現地へと向かいました。

北野天満宮の一の鳥居には大きなのぼりと七夕の短冊
境内にも至る所にも短冊
ずらっと並んだ提灯と短冊のコラボレーション


北野天満宮の御手洗川足つけ燈明神事

 楼門をくぐった左手、提灯が並ぶ道の手前に足つけ神事の受付がありました。昨年は下鴨神社の足つけ神事に行ったので、おおよその流れは想像できていましたが、こっちはどんな感じなんだろうとワクワクしていました。

受付で献灯用のろうそくを受け取り川の中を進んで行く
川辺にあるろうそくから火をもらい
ゆらめく炎と共に歩いてゆく
水深はすねのやや上くらいで、見た目よりもちょっと深いくらい
水温は落ち着く冷たさで、昨年の下鴨神社よりかはマイルドなくらい
氷柱も用意されていた


宵の天満宮

 足つけ神事の後も、天満宮を観てまわりました。

北野天満宮といえばの梅
提灯の通りに戻る頃にはすっかり暗くなりより綺麗なものを見ることができました

 下鴨神社の屋台がずらっと並んだみたらし祭と比べると、こちらは神事としての色合いが強いようなものでした。撮影NGなエリアでは天神様信仰にまつわる美術品展示など貴重なものも見ることができ、学問や文化芸術の神とされる菅原道真を祀る北野天満宮らしい空気感を味わうことができました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?