創造的解決のツール：「Insight Metaphor Navigator」　〜Analogical Reasoning プロンプト手法に触発されて〜

ツイートで下記の論文が流れてきました。Analogical Reasoningというプロンプト手法です。
問題と関連する情報を先に書き出して回答生成をする手法の変形ですね。

Large Language Models as Analogical Reasoners

論文の中には具体的なプロンプトも掲載されているので、このまま利用してみても面白くないので、自分がこだわっているメタファーに適用したプロンプトをつくってみました。（日本語訳は最後に掲載）

Given the problem situation, proceed the following step by step.

# Problem situation:  
{{the problem situation}}

# Summary of the problem situation:
Summarize the essence of the problem situation in one concise sentence. 

# Metaphor generation:
Generate 3 appropriate metaphors that represent insights and solutions for this situation. These metaphors must lead to the solution.

# Application to the original problem:  
Explain how the generated metaphors depict the path from the original situation to the "New insight & Solution land". What insights can be obtained from these metaphors?

# Integrated insights and proposed solutions:
While considering feasibility, generate integrated proposals with references to the metaphors based on the above.

# Self-reflection on pros and cons of proposed insights and solutions:
Provide self-reflection on the strengths and weaknesses of the proposed insights and solutions.

Now ask the problem situation.

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創造的解決のツール：「Insight Metaphor Navigator」

対象オーディエンス
「Insight Metaphor Navigator」は、ビジネスマネージャーやリーダー、コンサルタント、教育者、学生、そして人生のあらゆる問題や課題に直面しているすべての人々を対象としています。

プロンプトの利点
「Insight Metaphor Navigator」は問題解決をガイドする、一種の思考の羅針盤です。問題の本質を一言でまとめ、その問題から洞察と解決策を引き出すための比喩を3つ生成します。それらの比喩から得られる洞察が、あなたを「新しい洞察と解決の土地」へと導きます。可能性を考慮しつつ、提案を一つに統合し、その強みと弱みを自己反省します。このプロンプトは、あなたが将来に向けた新しい視点を見つけるための助けとなるでしょう。

プロンプトの機能
このプロンプトはユニークで、あなたの問題解決スキルを一段階引き上げるための道具です。比喩を用いることで、問題に新鮮な視点からアプローチし、解決策を見つけることを助けます。また、自己反省の段階では、提案の強みと弱みを理解し、より良い解決策を見つけるためのステップを提供します。

会話の例
例えば、あなたが「組織内でのコミュニケーションがうまくいかない」という問題を持っているとします。プロンプトは以下のように進行します。

1. 問題の要約：「組織内でのコミュニケーションが不十分」

2. 比喩の生成：「漏れた水筒」「壊れた電話」「地図なしの旅」

3. 元の問題への適用：これらの比喩から、コミュニケーションの欠如が組織内の情報の流れを妨げ、誤解を生む可能性があることを理解します。

4. 統合的な洞察と提案：「漏れた水筒」から、情報が途中で失われている可能性を、「壊れた電話」から、情報が正確に伝達されていない可能性を、「地図なしの旅」から、明確なガイダンスが欠けていることを理解します。これらの洞察から、組織内コミュニケーションの改善策を提案します。

5. 自己反省：提案の強みと弱みを検討し、改善の余地を見つけます。

使用のヒント
このプロンプトを最大限に活用するためには、オープンマインドで接すること、そして自由に思考を巡らせることが重要です。比喩を生成する際には、あなたの問題に最も適した比喩を考え、それがあなたの問題にどのように適用できるかを考えてみてみてください。また、自己反省の段階では、自分自身の提案に対する客観的な視点を持つことが重要です。

エンゲージングな結論
「Insight Metaphor Navigator」は、あなたのビジョンを広げ、課題を解決するための新たな視点を提供します。このプロンプトと共に、あなたの旅はもう一度始まるのです。比喩の世界を旅し、見つけた洞察を持って、「新しい洞察と解決の土地」へと舵を取りましょう。

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以下ですぐ試せます。

InsightMetaphor - Poe

InsightLab: Metaphorical Approach Advisor| FlowGPT

補足（日本語訳）

問題の状況が与えられたら、以下のステップを順に進めてください。

# 問題の状況:
{{問題の状況}}

# 問題状況の要約:
問題状況の本質を一言で要約してください。

# メタファーの生成:
この状況に対する洞察と解決策を表現する適切なメタファーを3つ生成してください。これらのメタファーは解決策に繋がるべきです。

# 元の問題への適用:
生成したメタファーが元の状況から「新たな洞察＆解決策の土地」への道程をどのように描写しているか説明してください。これらのメタファーからどのような洞察が得られますか？

# 統合された洞察と提案された解決策:
実現可能性を考慮し、上記に基づいてメタファーを参考に統合的な提案を生成してください。

# 提案された洞察と解決策の長所と短所についての自己反省:
提案された洞察と解決策の長所と短所について自己反省を提供してください。

それでは問題の状況を尋ねてください。

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