見出し画像

【広報初学者向け記事】プレスリリースを書くならこの3つを押さえておけばなんとかなる。

こんにちは!
福岡のデザインファームgaz(ギャズ)で広報を務める池田るかです。

前回の記事:1年半の広報活動まとめ

今回は、広報になって1年半、計25本以上プレスリリースを書く中で学んだ『プレスリリースを書くポイント』を紹介します。まだまだまだまだまだまだ書いた本数的には少ないですが、プレスリリース作成の土台となる普遍的なことだと思うので自分のためにも本記事を書きたいと思います。

文字を読むのが苦手な人はタイトルと太字だけ読んで、気になる所があったら詳細も読んでみてください〜


基本の書き方や配信タイミングなどはPR TIMES MAGAZINEさんをご参考に書いてみてください。(ほんと勉強になります)

記事を引用させていただき、プレスリリースについて説明します。

プレスリリースとは

プレスリリースとは、「プレス(press/新聞・新聞社)」と「リリース(release/発表・公開)」の2語を組み合わせた造語です。
本来は新聞やマスコミなどの報道機関に対して企業としての新しい情報を発表することを意味しますが、文書による発表がメジャーであることから、広報や報道の現場では文書そのものを指して「プレスリリース」とすることがほとんどです。( https://prtimes.jp/magazine/effect/#

ご参考:プレスリリースとは何?配信する意味・5つの効果を広報担当者が徹底解説 

ちなみにプレスリリースと似ている、ニュースリリースというものがあります。ニュースリリースとは自社ニュースを発表する公式文書です。プレスリリースは報道関係者向け、ニュースリリースは社外のあらゆる人向けと覚えておくと良いでしょう。

今はメディアさんへ送る文書を、ニュースリリースとしてプレスリリース配信サービスに掲載したり、自社サイトに掲載する企業がほとんどではないでしょうか。またSNSで情報を拡散することもデフォルトになっているように思います。
そうすることに、より多くの人へ一次情報を届けることができますし、文書内に導線を作れるのでCTA(行動喚起)を促せます。

プレスリリースとニュースリリースの違いはありますが、どちらも広報としてやっておくべき発信だと思います。


続いて、本題の『プレスリリースを書くポイント』を紹介します。
プレスリリース・ニュースリリースどちらにも共通するポイントなので、参考にしていただけますと幸いです。

ポイント1:書く前にプレスリリースの目的を定める

もしかしたら、新商品発売や新サービス提供開始時にプレスリリースを配信するのは「新商品発売をお知らせする」ためだと思っているかもしれません。それはそれで間違いではないのですが、書く前に伝えたいことの解像度を上げ目的のストーリーを明確にするのが良いと思っています。

例えば「発売する新素材を使ったサステナブルな〇〇を発売し、今後のスタンダードにしていきたいので認知度を上げるため取材を受けたい」や「会員数1万人突破したので、さらに登録者数を加速させるためオフラインイベントを開催し直接ユーザーを対応しCXを強化。ユーザーの声をニュースに取り上げてほしい」などです。

目的を言語化する際は、代表や事業担当者から話を聞くことが大切です。プレスリリースの配信が決まったタイミングで情報収集するのではなく、日頃から社内関係者とコミュニケーションを図り、少しずつ情報収集してみましょう。

ポイント2:最も重要なのはタイトル

タイトルで読まれるかどうかが決まる

プレスリリースを読んでもらうために最も重要なのはタイトルです。ブログ記事のタイトルやサービスのキャッチコピーと同じで、読んでもらうためのきっかけなので、タイトルはよく考えて書きましょう。

補足ですが、PR timesさんでは、サイトを訪れたユーザーがページ内でどこに注目しているのか視覚的に可視化してくれるヒートマップ機能というものがあります。それを見るとほとんどの場合、前半は約75%に読まれ、後半は50%以下にしか読まれていませんでした。記事の閲覧率は逆三角形型のようです。

【プレスリリース構成例】

  • タイトル ←重要!

  • サブタイトル

  • リード文(導入文)

  • ビジュアル画像

  • 本文

  • 問い合わせ先

タイトルは目的が伝わるワードを入れる

先程「ポイント1:書く前にプレスリリースの目的を定める」で、事前に社内関係者と目的のすり合わせをする必要があるとお伝えしました。その目的が伝わるように、タイトルを作りましょう。また2番目に伝えたいことや、補足となるワードをサブタイトルに入れましょう。


例)
目的:「新素材を使ったサステナブルな〇〇を発売予定。この製法を今後のスタンダードにしていくため、認知度を上げたい。PRとして、発売時に販促キャンペーンを打ち出し、取材を受けたい。」



【プレスリリースタイトル】
△△社が〇〇を00月00日に発売。店舗限定で発売記念BOXを各店100セット販売!
サブタイトル】
アップサイクル製法の新素材■■で〜由来の〇〇を世界のスタンダードに。


部署によって”新素材が重要”という意見もあれば、”〜由来だ!”あるいは”いやいや、限定BOXだよ”などと、たくさんの思いが溢れてしまいます。書く前に各部署の差分を埋めたり社内関係者と目的のすり合わせを行い、何を伝えるためのプレスリリースなのか言葉ベースで決めておきましょう。


ポイント3:最も重要なタイトルの次に、メインビジュアル(OGP)が大事

皆さん理解していると思いますが、プレスリリースはテキストベースなので、ビジュアルを添えることで内容をより伝えやすくなります。

本記事に1枚もビジュアルが無いのにも関わらず、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。(感謝)

特にプレスリリースのメインビジュアルは、内容を画像1枚で表現できるのがベストです。またOGP画像にもなるのでSNS拡散時にはクリックしたくなるビジュアル制作を心掛けたいですね。


プレスリリースは広報に欠かせないテキストコンテンツ

プレスリリースはメディアさんへアプローチするための大事なポートフォリオです。また同時にニュースリリースで一次情報を発信することにより、ステークホルダーからの信頼度を上がるきっかけにもなります。
ぜひ皆さんもプレスリリース書いてみましょう!

以上【広報初学者向け記事】プレスリリースを書くならこの3つを押さえておけばなんとかなる。でした。本記事が少しでも参考になれば幸いです。