「習っていない漢字は使用禁止」って逆に難しくない?【子育て】

我が家の子供たちはまだ先の話だが・・・。

小学校には「習っていない漢字は使用禁止」という謎ルールがある。私が小学生の時もそうだった。

当時からそう思っていたが、今になってもやっぱりこのルールは不思議である。

そもそも、大人の皆さんんに聞きたい。この漢字は◯年生で習って、この漢字は◯年生で習って・・・なんて思い出せるのか。

私は、「一」や「花」などは一年生で習ったかも・・・?くらいしか思い出せない。

そして、習ったか、習ってないかを確認する工数があまりにも無駄すぎる。

実はこれ、場合によっては転校生泣かせだったりもする。

私は小学校で転校をしたことがあるが、転校前と転校後で習った漢字が違っていた。だから、転校前で習った漢字を書いて、転校後の学校で×をもらったことがある。

その時もやはり、何を習って何を習ってないのか、そんなに大事なこと?と思った。

もしかしたら、学習指導要領に基づいて、同じ漢字が・・・なんて言う人もいるかもしれないが、実際には教科書が全部終わらなかったり、先生が「本来習う漢字」以外を授業に取り入れていたりして、そこから外れているケースも結構ある。

本を読んで漢字を覚えることだって結構あって、それを「学校で習ったか、本で覚えたか」を覚えるの方が逆に難しい。

よく、教師の言い分として「正しい書き順を覚えられないから」「他の子が読めないから」「他の子が劣等感を抱くから」と言われたりするが、書き順なんて書いているその場を見なければ分からない。提出された紙を見たって判別できない上、今の時代大人になって紙に文字を書く機会もそう多くはない。書き順自体覚える必要があるのかそもそも疑問だし、必要があれば直せばいい。他の子が読めないなら教えてあげればいいし、ふりがなだってある。他の子が劣等感を抱かないために勉強を止めるなんて愚問だ。

本で覚えたのか、授業で覚えたのか、◯年生で覚えたかなんてどうだっていい。

語彙を増やして、正しい使い方ができていることが大切であるはずだ。

こういった学習の本質ではない、子供の足を引っ張る教育は・・・私はしたくないな、と思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?