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同じお金と時間で何をするのか@SDGsカードゲーム

最近何かと耳にすることが多くなったSDGs。

気になってたSDGsカードゲームに参加したら
グラミン銀行ムハマドユヌスさんのお話と繋がって
同じお金と時間で何をするのかを考えた話です。

目次
 SDGsカードゲームとは
 それって何のため
 いつかのムハマドユヌスさんのお話
 同じお金と時間で何をする


SDGsカードゲームとは

まず、SDGsとは

「Sustainable Development Goals」

の略。「持続可能な開発目標」です。

2015年9月に国連総会にて全会一致で採択されました。2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲット(具体目標)がまとめられています


SDGsカードゲームは、SDGsを楽しみながら身をもって理解しようというものです。


これがめちゃ面白い!!

チームに分かれて、自チームの目標達成を目指して様々なプロジェクトを実行していく。それに伴って周囲の経済/環境/社会も変化する、というもので、

・他のチームと自由に連携、交渉できる
・経済/環境/社会の指標の変化がみれる
・前半戦と後半戦の変化がすごい

とかあって楽しい。かつ、考えさせられます。


それって何のため

ゲーム後半戦、あるチームが
「このプロジェクトを実現させたいんだ」と
言って、プロジェクトカードを持ちながら
他のチームを歩き回っていました。

ちなみにその時の世界の状況は

経済: 超いい感じ
環境: ズタボロ
社会: そこまで良くない

でした。経済成長期の日本や中国みたい。


「チームの目標達成のために
 プロジェクト実現したいのかな?」
「このプロジェクトによって得られる
 何かが欲しいのかな?」

と疑問に思って色々話を聞くと、

チームの目標は既に達成している&
そのプロジェクト実現によって
経済発展する代わりに環境と社会は悪化する
とのこと。

そのチームはプロジェクト実現によって
得られるものを欲しているわけでもない。
ただ手元にプロジェクトがあるし
お金も時間も少しはあるから。とのことでした。


いつかのムハマドユヌスさんのお話

SDGsカードゲームでのこの場面で
いつかのムハマドユヌスさんのお話が思い出されました。フラッシュバック(?)にお付き合いください(笑)

ムハマドユヌスさんは、グラミン銀行の創始者。
バングラデシュで貧しくて銀行の融資を受けれない、村の女性向けに融資する仕組みを創り、貧困層の経済的自立に貢献しました。2006年にノーベル賞を受賞しています。


いつかの講演で、「オリンピックの選手村活用」についての話。


東京オリンピックといえば、会場等を高額な資金をつかって建設したことが物議をかもしました。

次のオリンピックは2024年、Paris in France.
ムハマドユヌスさんは「ESS 2040」
(パリオリンピック組織委員会とソーシャルビジネスや中小企業を繋ぐプラットフォーム)で
こう主張しているそうです。

「五輪の選手村は、本当の村のように作り、五輪後はホームレスが住めるように使うべきだ。ふつうなら五輪後に売買され、資本主義社会の一部の人の富として還元されるのみ。同じお金と時間を費やすのであれば、より社会全体のために持続可能なものをつくるべきではないのか。」


同じお金と時間で何をするのか

カードゲームでも現実世界でも
お金と時間は有限で、それを用いて何をするのか

せっかくなら世界を見渡して、
自分も幸せであり、その上で社会や環境によいこと
を実現できたら、とカードゲームを通して感じました。

SDGsカードゲームは、
1人の消費者、1人の人間として
今の、そしてこれからの世界に自分が
何ができるかを考える、きっかけとなりました。

みなさんも是非!
社内でやりたい!


おまけ: 最終結果↓環境と社会がよくなりました。
1チームは目標達成できず、でしたが…


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