見出し画像

noteを始めて、絵画のたのしみ方を知った。

1枚の絵画をみて、「この絵、なんだか惹かれる…!」と思ったことありますか?ぼくは、正直ありません。

「絵画をみるのが好き、美術館に行くのが好き」こう胸を張って言うには、この「なんだか惹かれる」という感覚が必要なんだと、29歳の今までずっと思っていました。

今日は、そんなぼくの、

あ、そんなことないんだ。
こういう楽しみ方もありかもしれない…!


という、絵画の楽しみ方についての気づきをお伝えします!📖

✅ある小説との出会い

画像3

絵画をみるのは好き。でも詳しくはない。だから「絵画が好き」なんて大きな声では言えない。

そんなぼくを変えた、1冊の本を紹介します。

こちらの本、実はnoteで出会いました。何度かご紹介している、Emiさんの本紹介です。

この本のキーとなるのは、19世紀末頃に活躍した画家「アンリ・ルソー」と、彼の作品『夢』です。

聞いたことないな…と思われた方も、どうぞご安心下さい。知らない方にもわかるよう、あらすじを紹介します。

(無理やりひとことで言うと、「ルソーの『夢』に似た『夢を見た』という絵があって、それが本物かを探るアートミステリー」です。)

<あらすじ>
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、「ティム・ブラウン」は、ある日、スイスの絵画コレクターの大邸宅に招かれます。そこで見たのはルソーの名作『夢』に酷似した、『夢をみた』という絵画
コレクターは「この絵が本物かどうか正しく判定した者に、この絵を譲る」と告げ、2人の専門家を呼びます。1人はティム・ブラウン。もう1人は、日本人研究者「早川織絵」。
手がかりとなるのは、7章からなる謎の古書。その古書には、これまで読んだことのない、当時のルソーのエピソードが綴られています。


✅本を読んで、ハッとした

画像3

こちらの小説、ルソーの名作に酷似した『夢をみた』という絵画が「本物かどうか」という、謎ときが主軸になっています。

ですので、絵画を知らない人も楽しめます!📖

ただ、ぼくが本を読んで感じたのは、「設定がおもしろい!」とか、「結末が好き!」ということではありませんでした。

この絵、もし実際にみたら
この物語のこと思い出すだろうなぁ。


そして、ハッとしました。これって、
絵画の1つの楽しみ方なんじゃないか…!?と。


✅絵画を楽しむって

画像4

『夢を見た』の前で繰り広げられる、2人のやりとり。若き日のピカソとルソーの交流。ルソーが大切に想った女性「ヤドヴィガ」とのエピソード。

もし実際に『夢』をみる機会があれば、ぼくはきっと、これらの物語を思い出します

画像1

「この左下の女性がヤドヴィガかぁ」
「左腕、特に手はどうなってるんだろう」
「この絵は、何か別の絵の上に描いたのかな」

遠近法がどうとか、この時代のこの時期だからとか、そういったムズカシイことはわかりません。「なんだか惹かれる」という感覚も、未だにわかりません。

でも今は、1つの絵画をみて、物語に想いを馳せることができます。ふーん、へーで終わらずに。


絵画を見て、小説の物語を思い出して、また絵画を見たくなる。絵画を楽しむって、こういうことかもしれない。そんな気づきを得た1冊でした。


✅note×本はおもしろい!

画像6

noteと本、すごく相性が良いなと感じています。

この本と出会うきっかけをくれたEmiさん↓↓

そして、小説に出てくる絵画を、画像と解説付きで紹介されているSmall Worldさん↓↓

読書のきっかけ、そして読書をより楽しむコンテンツがあふれるnoteが好きです!✨

読書、好きだよー!という方、ぜひ仲良くしてください\(^^)/


画像6



毎月引き落とし明細に「note 100円」という文字が3スクロール分くらい並んでいて震えます。サポートいただけると震えが少しおさまります。いただいたサポートは誰かの震えを止める為に使いたいと思います。いつもありがとうございます!