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【自己紹介①】私が勉強攻略に至るまで(前編)

こんにちは!熊本の教育&勉強攻略アドバイザー、ブレイクスルー・アカデミー代表の安東正治です!


今回はNOTE2回目の投稿ということで、私安東の自己紹介を兼ねて、どうして私が勉強を攻略できたのかってことをお話したいと思います。中高生にとっては勉強を攻略できることってめちゃくちゃ重要な意味があると思うので、興味があったら是非読んでみて下さい!


さて、私が勉強を攻略できたのは大学受験の時。実は私、大学受験の時に4年、浪人してるんです^ ^; 1,2年は分かるけど4年は長いよね(汗)でもこの4年は確実に私の人生にとって必要不可欠な4年だったと言えます。


人生には運命と宿命があるんだそうです。宿命とは必ず起きること、運命とはその起きたことに対してどう反応するかということらしい。そういった意味で言えば4年間の浪人生活というのは宿命だったんでしょう。そしてここでの遠回りのおかげで、その後の人生は相当に生きやすくなりました。それくらい勉強攻略という出来事は強烈だったんです。


時を戻すと私は熊本で生まれて今も熊本を拠点にしてはいるものの、その過程では転勤族の父の関係で全国を回る生活でした。幼稚園で2つ、小学校は3つ経験しています。熊本に落ち着き父親が単身赴任になったのは中学生に上がった時です。


結構ここでも転機があって、やはり小学校時代を東京で過ごせたのは大きかったみたいですね。東京で経験した小学生時代と熊本に帰ってきてからの小学生時代はまるで価値観の違う世界でしたから、もし熊本の文化しか知らずに育っていたら私は違う人間になっていたと思います。


特に勉強に関しては、両親が教育熱心だったこともあってかなり鍛えられた感はあります。そして周りもそうだったように、私も小学校3年生の頃から学習塾に通い始めて、早い時期から勉強への免疫ができていました。おそらくハマったんだと思います。


これはどういう意味かと言うと、それこそ『鬼滅の刃』の超絶ヒットがほとんど偶然だったのと同じです。『鬼滅の刃』はジャンプに連載されていた時の原作画だけであったらここまでヒットはしなかったはずなんですが、それがアニメになった瞬間に主題歌から声優のフィット感からあらゆる要素がめちゃくちゃ高いクオリティでハマったことがヒットに繋がっています。それと同じで、通っていた塾の雰囲気や同じクラスの友達との関係性、通っていた学校の校風といったあらゆる環境的な要素が相まって、自然に勉強に取り組めた、という感じだったんだと思うんです。


そういった恵まれた環境の中で勉強に違和感なく取り組めた私が、ひょいと熊本に来てみると、その文化の違いに面食らいます。


ヌルい。。。


失礼かも知れないけど正直ヌルい。塾に行ってる人の方が珍しいくらいで、勉強も別にみんなガツガツやってる感じもない。東京の塾では毎日テストでランク付けされ、成績順で席が決められて、トップの成績を取ったら毎回図書券がもらえるような明確な競争文化だったものが、いきなり「和気あいあい」みたいな環境に放り込まれたもんだから、なんかちょっと最初は付いていけなかった(汗)


でもこれはこれで良かったんです。経験として両極端な文化で育った経験は私にとって必要なことらしかったからです。自分にとって必要なことは必ず自分に起こりますし、どの経験がそれかってことは何となく分かる。これを最終的には意図的に「全て」に変えることができたのは大きなアドバンテージです。


そんなこんなで元々中学受験をするつもりで学習塾に通わされていたので、熊本に帰ってきた時もその方針は変わりませんでした。その結果受験したのが熊本大学教育学部附属中学校でした。二次試験がクジ引きって何??っていう受験でした(笑)


中学生になった私は東京にいた時とは打って変わって勉強への興味を完全に失っていました。なんで勉強しないといけないのか分からなかった。そんなことより図工室にあったガスバーナーの拳銃みたいなヤツで1円玉溶かして遊ぶとかどうしようもないことにハマっていました。当時気になっていた同級生の可愛い女子に溶けた1円玉見せて笑わかせようとしたら「可哀想、、、」って言われて凹んだりしてましたw


そんなほんわかした日々が2年続いたある日、仲の良かった先輩が熊本高校に受かって進学して行ったことをきっかけに、私の高校受験への興味が急に湧き上がってきます。


熊本高校は熊本の公立高校で言えばトップに当たります。熊本には四高というのがあって、これが『ワンピース』の「四皇」の元ネタかと思いますが(作者の尾田栄一郎さんは熊本出身です)、その4つのうちのトップが熊本高校。そして私の成績が当時中学校で142人中110位。中学校2年の最後のテストの結果がこれです。シンプルに「絶望的」ですよね。客観的に見れば。


でも私には違った。全く絶望を感じなかったんです。当時は学年で30位以内に入ってないと熊本高校は難しいと言われていましたが、自分の成績が110位で結構なヤバさを醸し出していても「だから何?」って感じでした。ただ、「仲良かった先輩が熊本高校行ったんなら、俺も先輩と同じとこ行きたい」っていう、本当にそれだけだったんです。


実はこの時の中学ラスト1年でやったことは、無意識のレベルで勉強攻略法そのものでした。自分でもよく分からないうちに覇気が使えちゃったルフィみたいな感じです。でも本当にそれくらい覚醒状態だったらしい。「らしい」というのは自分でもよく覚えてないからなんです。あんまり頑張ってたつもりはなかったんですが、親から言わせると「あの時は結構頑張ってたよ、あんた」だそうで、なんとも不思議な感覚ですが、後から振り返って分析したら、この状況はかなり理想的な状態だったと分かりました。そして私が正に今、熊本の学習塾ブレイクスルー・アカデミーのコンサルで教えていることのベースは、ここで私が実際にやった勉強法です。そこを個人的な体験という感覚論ではなく、第三者でも再現可能な一般論に組み直して段階を踏んでレクチャーしてる感じです。


「理想的」と言える一つ目の要因は、部活を辞めたことです。中学2年生まで続けていた部活を、顧問の教師と衝突および決裂する形で辞めることができたのは大きかった。その分勉強に使える時間が確保できるからです。これがもし部活を続けながらだったら合格できていなかったでしょう。顧問の教師よ、あの時ムカつくことしてくれてありがとう。


それから、理想的と言えるもう一つの要因としては、良い意味で目標と自分の現状とのギャップが見えていなかったことです。これが変に認識できてしまっていたら、体感として「あ、これ結構マズい状態じゃん」と理解できてしまっていたら、きっと感情が邪魔して勉強が上手く回せなかったはずです。焦ったり不安になったりする感情のうねりが、結構勉強のペースを阻害するので、それがないだけでもかなりアドバンテージでした。結果そのギャップがどれほどのものか分かっていなかったことで、立ち止まる無駄な時間が大いに省かれてくれたと思います。


そして、これは理想的と言い切れる最大の要因なのですが、目標が完全に明確に決まっていたということです。これはデカい。というか、これが全てかもですね。なんせ目標が「完全に」「明確に」決まっているっていう状況はそうそうありませんから。「いや、ここしか興味ないっす。ここ行けなかった高校行きません」くらいのテンションでした。本当に。でもそれも意識してそうだったわけではなく、自然にそれくらいの興味の持ち方ができていたんです。本当に、その先輩が行った高校以外に興味を持てる要素が他の高校になかったので、他の高校に興味の持ちようがない。熊本高校が公立のトップであろうがなかろうが、どんなに自分の成績では合格は難しいと言われようが、そこにしか興味がないんだから仕方ねぇじゃねぇかと、そういうわけです。


それにどんなに焦っても喚いても怒っても、残された時間は1年。この事実は変わりません。あとはその与えられた1年という時間をどう使うか。


この時の私の頭の中はどう計算を始めたのかというと、実は最初にピンと来たのはこれです。


「何をどうしたら合格する?」


熊本高校に合格するということがどういうことなのか。それをまず考えたんです。一生懸命勉強すれば良い!なんて曖昧なことではなく、「これをクリアすれば合格する!」という明確な答えを求めました。すると見えてきたのは「公立高校入試当日に自分が超えるべき点数ライン」。つまり受験当日に出題される入試問題で250点満点中220点以上取れば合格するってこと。なるほど。


裏を返せば、それ以外の条件なんて考えなくても良いわけです。当日の点数が物を言うのが入試なら、それ以外の瑣末なことには一切興味を持たなくていい。単純明快。


そこで私はあるものを捨てました。それは


「学校の成績」。


学校の成績は今、学年142人中110位。30位以内じゃないと熊本高校は厳しいらしい。でもそんなものは受験の合格条件には入っていません。学校の成績なんてどうでもいいわけです。公立高校入試問題で点数を取れればいいわけだから、学校の成績をこれから一生懸命上げに行くその努力は無意味。そう判断して、その瞬間から学校の成績を上げに行くことを完全に放棄しました。


その代わり、私が気にしたのは学習塾で行われている公開模試の結果。これだけです。


学校の成績はどうでもいいけど、対外模試は入試での結果を予測する上では重要な指標になり得ます。だから模試の結果だけは気にするようにしました。それ以外は完全無視です。学校のテストの結果も、日頃行われる小テストの結果も全部無視。


こうして「やるべきこと」以外の全てを捨てて臨んだ入試は無事合格。蓋を開けてみれば250点満点中235点でした。うむ、上出来。ではその「やるべきこと」とは一体何なのか。この部分は有料NOTEの方で詳しくご説明します。


そして私の自己紹介も長くなってきたので、後編はまた別記事として公開します^ ^  いよいよ私の人生の本質に迫る高校時代、そして浪人時代です。ここで私に何が起き、どう考え、どんな発想で乗り切ったか。ここが今の勉強攻略の根幹となっています。今の私が持っているマインドは、過去の私から連綿と続いてきた人生がもたらしてくれたものですから、私の過去の足跡を追っていただけると、これからの私の発想やマインドや思考のフレームワークがご理解いただけやすくなります。これが歴史を学んだり偉人の伝記を読む意味でもありますよね。その人の過去を知ることで今のその人を理解する。是非後編もご通読下さい^ ^

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