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VARは、クールじゃないのか!?

スペインのマジョルカに所属する久保建英選手がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)について述べたコメントに、スペインメディアから注目が集まっているそうです。

久保選手のアシストがVARで取り消された試合後のインタビューで「正直に言えばVARはあまりクールではないと思います」と発言した事に対して、スペイン紙で「この少年は大物。VARについてのクボの大胆評価を世界中が支持」と紹介されました。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とは、近年導入されたサッカーにおけるビデオ判定のシステムの事で、得点の有無やペナルティーキックの有無、退場に値する可能性のあるような重大な反則について使用が認められます。

これにより審判の目による瞬時の判断で見落としていたり、誤審が起きてしまうのを防ぐ効果がある一方で、ゴールをしてからもすぐ喜べなかったり、逆に大喜びをしたゴールが取り消されたり、判定に時間がかかってしまったりするというマイナス面もあるようです。

久保選手もVARのこのような点について不満を持っていたようで、上記のような発言をしたようです。

この発言自体はそんなにエッジの効いた発言でも無く表現も「正直に言えば」「あまり」など気を使った言い回しで、ごく普通の一選手の意見という感じですが、逆にこのような発言でも注目されるところに久保選手に対する注目の高さを感じますね。

実際に久保選手以外にも他の選手や監督からもVARに否定的な意見が多いように感じます。

ただ、このような否定的な意見を聞くタイミングは、その選手の得点がVARによって取り消されたりチームが試合が負ける事につながった時の意見が多いので感情的な部分も多々あるような気がします。

実際にはVARによって映像で何度も確認して、反則の有無や巧妙なシミュレーション(選手が反則をもらうためにわざと倒れたりする事)の判定の精度は間違いなく上がっていますし、審判もご自身の瞬時の誤審を認めやすくなっているように感じます。

オフサイドやゴールの判定に関してはシステム的に正確な判定が出来ますし、以前より確実に判定の精度は上がっているので良いシステムでは無いかと個人的には思います。

試合が中断されたり、すぐ喜べないという意味でクールで無いという面もありますが、もっと時間が経って導入されている状態が普通になればこのようなVARによるどんでん返しもドラマティックでクールと思えるようになるのではないでしょうか?

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