念話技術

頭の中で思うだけで伝えることができたなら

誰しも一度は考えたことがある。もし頭の中で思うだけで相手に伝えることができれば、なんと便利だろうかと。それが可能ならば世の中から”無口な人“、“大人しい人”は居なくなるかもしれない。そのような人はたいてい頭の中ではいつも色んなことを考えているからだ。
とはいえ、何の制御もなしに思ったことがアウトプットされてしまうと、これまでいくつかのSFで描かれてきたように困ることも多い。例えば、相手に対してネガティブなことを思ったことがそのまま相手に伝わると揉め事になってしまう。
となると、アウトプットするかどうかの制御も必要になる。
この技術?能力?かはわからないが何かの漫画で念話と呼んでいた。
念話を最も使いたいシーンは、言葉にすることがどうしてもできないときだ。例えば初めて想いを告白したいがどうしてもできない、家族への感謝の気持ちを伝えたいがどうしてもできない、パチンコで10万円負けたことをどうしても言えないなど、人それぞれ言葉にして伝えることができないことは必ずあるだろう。話すこともできない、文字にすることもできない、録音も録画もSNSもできないというときの最終手段で使えるといいなぁ。使い慣れるには練習が必要になるだろう。伝える範囲の設定も注意しなければ、関係ない人に想いを伝えることになっては新たな問題が発生してしまう。
ちょっと脱線してしまうが
念話が一番必要なのは医療現場だと思う。先天的、後天的に話せない人とのコミュニケーションツールとしては非常に役に立つだろう。私が生きてるうちに念話を試してみたいが、テクノロジーの開発は間に合わないだろうな。私自身に奇跡的に能力が覚醒するのをただ待つのみ。


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