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【2024年度 オンライン編入予備校が送る編入最新情報】面接試験に向けた準備の仕方


はじめに

みなさんこんにちは。
オンライン編入予備校であるスプリング・オンライン家庭教師、運営の結城です。

せっかく筆記試験に合格したものの、面接試験の準備を怠り、泣く泣く不合格になってしまった学生が毎年大勢います。

そのようなことにならないよう、面接試験に向けては周到な準備が欠かせません。

今回の記事では、想定問答集の作成、模擬面接の実施という2つの視点から、面接試験に向けた準備の仕方を解説したいと思います。

編入試験における面接試験の位置付け

そもそも面接試験は、編入試験の全体の流れの中でどのように位置づけられるのでしょうか?

下記にある通り、面接試験は、1次試験である筆記試験の後に行われる2次試験です。

基本的には筆記試験に合格した者のみが、2次試験に進むことができます

面接試験では、口頭試問が行われる場合(主に理系の編入の場合)もありますが、文系・理系問わず、事前に提出した志望理由書の内容に基づいた質疑応答がなされます。そのため、志望理由書と面接試験はセットであると言われています。

面接試験で良い成績を残すことができれば、編入試験に最終合格することができます。

面接試験で良い成績を残すことができれば、編入試験に最終合格することができます。

編入試験の流れ

①願書の提出 志願票、成績証明書、TOEIC/TOEFLのスコア証明書、志望理由書
②筆記試験(1次試験) 専門科目/小論文、英語
③面接試験(2次試験) 志望理由書に基づいた質疑応答+(口頭試問)
④最終合格

面接試験は、筆記試験での失敗を挽回できるチャンスの場

たとえ、1次試験である筆記試験を突破して面接試験に進めても、筆記試験の成績が面接試験突破者の中で低ければ、最終合格の可能性は低くなります。

しかし、志望理由書が出色の出来で、なおかつそれに基づいた面接試験でベストパフォーマンスを発揮できれば、最終合格者として残る可能性はぐんと上がります。

冒頭でも説明させていただいた通り、志望理由書の作成や面接試験の準備をなおざりにする学生が多数いることを考慮にいれれば、

(志望理由書と)面接試験は、筆記試験での失敗を挽回できるチャンスの場であると言えるのです。

想定問答集を作成しよう!

面接試験で挽回するために、まず重要なことは想定問答集を作成することです。

想定問答集とは事前にされる可能性が高い質問に対する答えを文章形式で用意したものです。

学生の中には「大体頭の中で話すことを決めておいて、それを本番で答えれば問題ないだろう

というスタンスで面接試験に臨む方がいますが、それは正攻法ではありません。

必ず、想定問答集を作成し、本番ではその内容をそのまま答えられるようにしないといけません

では、編入試験では具体的にどのような質問がされ、それぞれに対してどのように答えればよいのでしょうか?

専門分野・勉強テーマに関する質問

なぜ、この専門分野(法学、経済学、文学、情報学etc.)に興味を持ったのですか?

■質問の意図
その専門分野に対する学生の姿勢を知るため。
答え方
その専門分野に興味を持ったきっかけ(例:大学で受けた授業、読んだ書籍)とその専門分野の面白さを答える。
頻出度
A
その他
編入前の大学で専攻する専門分野と編入希望の大学で専攻したい専門分野が異なる場合にされる可能性が高い質問。

本学でどのようなことを勉強したいですか?

■質問の意図
学生の知的探求心を知るため。
答え方
具体的に取り組みたい勉強テーマ(勉強を通じて明らかにしたいこと)
+それに取り組みたいと思ったきっかけ/問題意識を答える。
頻出度
A
その他
その他、勉強テーマに関する詳細な質問がされる可能性が高い。したがって、各専門分野の講師などと相談して想定質問およびその答え方について準備をすることが望ましい。

興味・関心に関する質問

最近読んだ本は何ですか?

質問の意図
学生の知的探求心や教養を知るため。
答え方
①書籍のタイトル②その内容③面白かった点を簡潔に答える。
頻出度
B
その他
・志望指導教員が書いた書籍や論文以外にも2~3つ答えを用意しておくことが望ましい。
・書籍は自分の専門分野や勉強テーマに関するものが望ましい。
・書籍の種類は新書や専門書が望ましい(教科書はNG)。

所属大学に関する質問

所属大学ではどのような勉強をしてきましたか?

質問の意図
学生のこれまでの勉強に対する姿勢を知るため。
答え方
所属大学でどのような専門分野に関するいかなる知識やスキルをみにつけてきたのかについて、受講した具体的な授業名なども挙げつつ答える。
頻出度
C

所属大学ではどのような勉強をしてきましたか?

質問の意図
学生のこれまでの勉強に対する姿勢を知るため。
答え方
所属大学でどのような専門分野に関するいかなる知識やスキルをみにつけてきたのかについて、受講した具体的な授業名なども挙げつつ答える。
頻出度
C

所属大学ではどのような勉強をしてきましたか?

質問の意図
学生のこれまでの勉強に対する姿勢を知るため。
答え方
所属大学でどのような専門分野に関するいかなる知識やスキルをみにつけてきたのかについて、受講した具体的な授業名なども挙げつつ答える。
頻出度
C

筆記試験に関する質問

専門科目/小論文と英語(外国語)はどのように勉強されましたか?

質問の意図
学生の勉強センスを知るため。
答え方
予備校や家庭教師の使用の有無、使用した書籍(専門書や教科書、論文etc.)、具体的な勉強方法、工夫した勉強方法などを答える。
頻出度
C
その他
TOEIC/TOEFLのスコアを提出した場合、英語について、この質問が聞かれる可能性は低いと考えられる。

専門科目/小論文と英語(外国語)はいつ(どれくらい)勉強をされましたか?

質問の意図
・学生の勉強に対する努力の程度を知るため。
・努力の程度と、筆記試験の結果やTOEIC/TOEFLのスコアが見合ったものかを知るため。
答え方
勉強の開始時期や1日の勉強時間などを答える。
頻出度
C
その他
TOEIC/TOEFLのスコアを提出した場合、英語について、この質問が聞かれる可能性は低いと考えられる。

筆記試験の出来はいかがでしたか?

質問の意図
学生が自分の能力を客観視できるかを知るため。
答え方
できなかった箇所を①理由②課題③課題の克服方法を添えて答える。
頻出度
B

併願校に関する質問

併願校はどこですか?両方合格した場合、どちらへの進学を希望しますか?

質問の意図
どれだけその大学への編入学を希望しているのかという学生の熱意を知るため。
答え方
・併願校はない/その大学よりも低いレベルの大学を答える。
・両方合格した場合、その大学への進学を希望する旨を説得力がある理由を添えて答える。
頻出度
B

卒業後に関する質問

本学を卒業後どうしたいですか?

質問の意図
学生の編入後の将来ビジョンが明確かどうかを知るため。
答え方
①希望進路(就職を希望する業界や希望職種、就きたい職業/大学院への進学)
②仕事を通じて実現したい夢(どのように社会貢献したいか)を簡潔に答える。
頻出度
A
その他
編入後に勉強したいことと繋がりがある「希望進路」や「仕事を通じて実現したい夢」を答える。

その他の質問

卒業に3年かかってしまっても問題ないですか?

質問の意図
学生の大学編入学の覚悟を知るため。
答え方
問題ない旨を伝えつつ、そうならないように努力するということも併せて伝える。頻出度
C

なぜ社会人からの大学編入学を希望されていますか?

質問の意図
学生の大学編入学の覚悟を知るため。
答え方
なぜわざわざ社会人という立場にありながら(大学院進学ではなく)大学編入学を決意したのかその真意を確かめるため。
頻出度
A
その他
大学編入学をして(研究ではなく)勉強したいことがあるという旨を熱意を持って伝える。

逆質問

最後に何か質問はありますか?

質問の意図
特に意図はない場合が多いが、どれだけその大学への編入学を希望しているのかという学生の熱意を再確認するためである場合もある。
答え方
特にない旨伝えるか、面接官が答えることに困らない+面接官にポジティブな印象を残せるような質問をする。
頻出度
C
その他
筆記試験の出来が不十分であったり、面接の雰囲気があまりよくなかったりした場合に限って逆質問はした方が効果的である。

模擬面接の実施

どれだけ質の高い想定問答集を作成しても、また面接マナーを覚えても、本番で思うような受け答えができないことは往々にしてあります

そのような方に共通してみられるのは、想定問答集を作ったことから生まれる慢心、すなわち面接試験を軽視する姿勢です。

想定問答集も作ったし、大体頭の中で言うことを覚えておけばよいだろう

このような詰めが甘い人は、面接試験で足を救われます。

逆に最終合格できるような人は、筆記試験の前も後も、作成した想定問答集を使った模擬面接の練習に余念がありません。

したがって合格するためには、必ず模擬面接の練習を行う必要があります。

模擬面接の練習方法としては、以下の2パターンが考えられます。

1. 1人で鏡や壁などに向かって行う
2. 誰かに面接官役を頼んで行う

その際、できれば1と2の両方を行う必要がありますが、もし難しければ1だけでも構いません。

2の場合、編入予備校やオンライン家庭教師の講師、大学の先生などに面接官役を務めてもらうことが理想的ですが、難しければ家族や友人などに頼んでも問題ないでしょう。

大事なことは、できる限り本番に近い緊張感がある雰囲気を作って模擬面接を繰り返すことです。

模擬面接を通じて、自分の受け答えの仕方を客観視し、問題があればそれを修正していくべきです。

まとめ

いかがでしたか?

本記事を通じて、大学編入試験における面接試験へのご理解が少しでも深まってくれれば、大変嬉しく思います。

編入を目指される方へ

スプリング・オンライン家庭教師には、大学編入学試験のシステムはもちろん、試験に合格するための最適な方法を熟知したスタッフや講師が多数在籍しております。スタッフ・講師一同、皆さんの大学編入学のお手伝いをさせていただければと思います。

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