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吹き矢とボイトレ/姿勢は「骨盤」から

ボイトレ(ボイストレーニング)の先生から、よく注意されました。
「もっと、骨盤を立てて!」
「骨盤を立てる!?」と言うのがよく分からなくて、(以前は)胸をそり気味にして、背を伸ばすようにしました。
そうしたら、今度は「あごを引いて、お腹も引っ込めて!」。

私の姿勢は、「骨盤」がドデッと寝た感じになって、結局「下半身」がグタ~と緩んでいる(本人はそう思ってなくても)状態だったんですね。

お借りした上の図で言うと、右端の1番目やその隣のような姿勢になっていたわけです。ドッコイショ!とソファーに腰かけた時などのように「骨盤が寝た」状態ですね。だからと言って、骨盤を無理に前傾させると、上図の左から2番目や3番目のように、「お腹が出っ張る」ことになります。
そうなんです!図の左端、身体の中心(体幹)がまっすぐになっていて、骨盤が「立っている」姿勢――これが、ボイトレで最も良い姿勢、とされています。

また、この「ボイトレで良い姿勢」は、そのまま「吹き矢」での「構えの姿勢」じゃないか!と、最近気が付きました。
私は、さらに、臀部(お尻のほっぺた?)を中央にギュッと締めるようにしています。そうすると、下半身が床に固定されるような感触を覚えます。
下半身を動かさないようにガッチリ固定して、上半身はリラックスさせる。これが、吹き矢の筒(しいてはネライも)を安定させるんじゃないか、と信じています…イヤ、そうに違いないと思います。
そう考えてみると。
吹き矢においては、矢を吹く前に、ゆっくり両腕を、真上に上げたり下げたりする準備運動(?)が決められています。これは、体幹をまっすぐ伸ばしたり、骨盤を立てる姿勢につながっているのではないでしょうか?

協会の手引書より

スポーツ・武道・お稽古事…何でも「姿勢が良い」のは、見ていてもカッコイイですしね。
(ホントは、点数とか実力が伴えば、もっと良いのでしょうが)