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低空飛行note

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ひきこもり・メンタル系の当事者会〈低空飛行net〉から生まれた書きものサークルです。表現したい、発信したい、そんな何かを載せられるnote。物好きなメンバーが気の向くままに更新中。
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2023年6月の記事一覧

最悪ならせめて最悪だと認識して生きていきたい

私の会社は感染対策がめちゃくちゃ緩くて、みんなバタバタとコロナに感染している。 5類になる前から私以外はマスクを外していたし、5類になったら咳してる人がマスクしないとか無茶苦茶な状況になっている。 会社辞めるわけにもいかないけれど、周りが何考えてるのかというと何も考えてないのかもしれない。 変えられないことではなく変えられることについて考えようと支援者に言われたけど、1番下っ端の障害者雇用パートなので、今の会社はもちろん多分どんな会社に行っても自分の裁量で変えられることなんて

娼婦風パスタを食べてみたい

今日は晩ご飯をカルボナーラにしたのですが麺のゆで時間はかなりいい感じだったのですがお湯の量が足りず失敗してしまった。 パスタと言えばジョジョの奇妙な冒険の第4部にでてくるキャラクターのイタリアンレストランで出た娼婦が適当に作って食べたら美味しかったというパスタが食べてみたい カルボナーラじゃないスパイスの効いたトマト🍅のパスタでこんなの辛くて食えねよ!ぺろあーから!ぺろ辛いなこれ!ズズズズああ止まらねぇとなって虫歯が治るみたいな体験をしてみたい。 まあマンガのはなしです

生きなければ…

良さのチリみたいなものを少しずつ集めてできれば山にしたい。そういうふうに自分をなんとか生かして動かして前に進ませるべく、最近めっちゃいろいろやっている。 なんでかというと自分を生かすことを頑張らないと(休むこともセルフケアも頑張るに含む)緩慢に死ぬかも、死なされるかも、と危機感を覚えたから。 ストレスで生理も止まってるし、腹も壊れてる時が多く、家事もだるくて仕事休んだりしてて、生命体としてもどうやら弱ってるようなんである。 人間活動(宇多田ヒカルなのか)全般やるしかないなと思

過去の恨みと現在の許し

(帰省に関する記事はまた後日、と書きましたが、筆が乗って書き上がったので投稿します。)  *** 二年ほど前、曾祖父の葬儀の日。伯母と私と妹で、近くのコンビニにおかしを買いに行った。集まった親戚たちへのお茶請けだ。田舎なのと、曾祖父に子どもが多いのもあってサマーウォーズ並みに親戚が多い。当然、買わなければいけないものも多くなる。 結構な量を買ったが誰もエコバッグは持っていなかった。大きいレジ袋を購入した。そのとき、妹がてきぱきと袋を広げ、店員さんがバーコードを読み取った

長ネギ落とした

なんのひねりもなくタイトルのまんま。 スーパーに買い物に行った帰り、家に着く直前でエコバッグに差していたはずの長ネギがないことに気付いた。 よりによって今日は雷がゴロゴロ鳴るような雨天で、自転車を諦め徒歩だった。体感労力は倍。でも、おうどんにネギ入れたいしなあ……せっかく買ったしなあ……と引き返し、スーパーへの道を半分ほど行ったところで無事に拾った。 無事回収できたのと、一応Twitterで「ネギ 落ちてた」でサーチして自分が落としたものは投稿されてなかったのを確認したの

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鶴舞公園のバラと紫陽花

病んでるってきついけど感動もする

初めて「助けてほしい」という言葉が頭に浮かんだのは7年前。やけに静かに感じた夜だった。スマホを両手で握りしめ、メッセージの入力を促す、点滅するカーソルをじっと睨みつけながら、とうとう私は認めた。 自分はうつ状態にあるのだと。 数えられないくらい長い間、自分なんてつらいと思う資格がないと思っていた。 世界にはもっと大変な状況で苦しい想いをしている人がいる。もっとひどい苦難を生き延びて笑っている人がいる。 精神を病んで助けを受ける権利というのはそんなところにあるのだ。 もっとも

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低空百景(8)「金山の空中建築」愛知県名古屋市

本と、ぬいぐるみと、ひとりではないこと

心臓は落ち着いて鼓動する。足取りは軽い。じっくりと時間をかけて暗転していく空に焦ることもない。 私のかばんには上質な紙で仕立て上げられたハードカバーの本が2冊入っているからだ。彼らと一緒にする散歩は独りの不安感を押し下げてくれる。 歩き出すと、じんわり汗ばむ肌の上を涼しい風が吹いていく。蒸した空気が世界に充満している。夕暮れの草と土の混じったにおいを通り抜ける。遠く、敷きつめられた雲から差し込む太陽の薄い光が、いびつな形をしていて、何かの後光が照らしているようだ。 小さな余