泣きながらハムスターを探した日
訪問看護の日だった。
今のところ何かお手伝いしてもらわなければならないような状態ではなく、基本お話をするだけだ。
でも、看護師さんとはいえ外の人を家に上げるために、部屋を掃除する動機になるので助かっていた。
というわけで、今日も部屋を掃除していたら、ハム①が外に出して! とケージの戸をかいていた。
はいはい、とすぐ出してやった。脱走できないようにサークルも作ってあったので、油断して廊下の掃除に向かった。
十五分か二十分ほど経っただろうか。そろそろ一度様子を見に戻ろう、と部屋