見出し画像

マレーシアで「北・南インド料理」のちがいを見分ける方法

ひさびさにマレーシアについて書きたくなってきたので、今日はマレーシアには本当にたくさんある「インド料理の北・南を見分ける方法」ついて書いてみたいと思います。

ちょっと、そんな需要あるのか、という感じもしますが、個人的にこういうことを知るのはおもしろいタチなので書いてみます。

前回は「やりたくないことをやらない」選択をして得たものについて書いていますのでよろしければこちらもどうぞ。


インド料理が溢れるマレーシアライフ

わたしのパートナーはインド人なので、わたしたちはマレーシアでインド料理をよく食べていました。

以前記事にも書いた通り、マレーシアはインド系の人たちも多く住んでいる国なので、インド料理を見つけるのははっきりいって簡単です。
ただ、北と南を見分けるのはちょっとコツが必要です。

ご興味がある方はこちらもどうぞ。

インド人たちの対抗意識

世界で 7 番目、日本の国土面積の約 9 倍に相当するほどの広い国土を持つインド。

さすがに北・南とエリアによって言語も食べものもちがい、さらにお互いなんとなーく対抗意識もあるそうです。

よく、日本人が中国人や韓国人と間違えられて「わたしは日本人だ、間違えるなんて心外だ」みたいに感じる人がいたり、東京と大阪で意識がちがったりするように、インドでも「北と南ではちがう」と感じているようです。

実際、言葉などは北はヒンドゥー語、南はタミル語、と逆の言語を知らなければ通じない言語だそう。

よく言えば、自分たちの文化に誇りを持っている、とも捉えることができそうですが。

「北・南で食べているものがちがう」という衝撃

彼が北インド出身なので、わたしたちが通っていたのはもっぱら北インドのレストランでした。

実際、前述の通り、南インドのレストランはマレーシアには本当にたくさんあります。聞くところによると、南インドからの方がマレーシアに移民している人が多いとか。

北と南で実際、インド料理の内容も、味もちがうので、自分の好みを見つけるためにもちがいを知るのはおもしろいかと思います。

具体的に何を食べるのか

北インド

主食はチャパティ・ナン・パラタなどを食べます。

これらは小麦製品でどれも平たくて丸かったり楕円の形をしていて、これをちぎってとろっとしたカレーにつけて食べます。

カシミール地方では主食はバスマティ米などの米も食べるそうですが、わたしのイメージとしては「北=パン」という感じです。

ミールのスタイルも、金属製のトレイにライスやナンをのせて、「カトリ」と呼ばれるこれまた小さい金属製の器に数種類のカレーなどの様々な料理を盛って、その周りに囲むように並べる「ターリー」になります。

スナックとして、「サモサ」(テトラポット型の中にスパイスで味つけされたじゃがいもの潰したものが入っている)や「モモ」(中にカレー味の挽肉が入った小籠包型のもの)も北インドの定番です。

南インド

主食は米です。細長く粘り気のない香り米、バスマティ米は高級米として、また日本の米のジャポニカ米が食べられています。

バナナリーフの上に米を乗せ、周りに「ラッサム」や「サンバル」がカトリの中に入ってサーブされます。

個人的に好きなのが、米と豆をすりつぶして発酵させたものをクレープ状に焼いた「ドーサ」です。これも南インドの代表的な料理です。クレープの中に潰したじゃがいもや野菜を野菜をスパイスで味つけしたものを入れる「マサラドーサ」もあります。

カレーはとろみが少なく、さらっとしていて酸味と辛味が強めです。

見分け方

お店のメニューにバナナリーフの写真があったらまず、南インドの料理だと思って間違いありません。

また、写真にのっているカレーがサラサラ系っぽく見えるなら南インドとなります。

個人的な印象としては、南インドの方がカジュアルな店構えのお店が多く、北インドはちょっと高級感を出しているように感じます。

まとめ

今日はマレーシアに数多くあるインド料理レストランの「北・南」を見分けるポイントをシェアさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。

本日もお越しくださり、どうもありがとうございました。


プロフィール Ellie(エリー)

1980年生まれ。
大学卒業後、コツコツ真面目に管理栄養士、菓子製造でバリキャリ。
兼ねてからの夢「世界を自分の目で見る」ため、ヨーロッパ・北アフリカを5ヶ月間ひとり旅後、マレーシア移住→日本。

旅、美味しいもの、カフェ、パートナーシップ、自分を愛することを必要なみなさんへシェア。

いつも読んでいただいてありがとうございます。 頂いたサポートはマレーシアの美味しいものたちを紹介するために使わせて頂き「美味しい循環」としてみなさんに情報として還元させていただきますね♡