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♪ぼくはZoomなんて使わない、と思うけれども

ぼくは人見知りではあるけど、人と会うのは嫌いじゃない。

研修とか講習会も、Zoomでひとりで受けるより、みんなで集まって受けるほうがいいと思っている。
たとえ周りが知らない人ばかりでも、一緒に受講しているという実感もあるし、励みにもなる。

Zoomでも講師や受講している人たちの顔は見える。けれども、お互いにただ画面に見えているだけで、個人的には「参加しているなぁ」という実感はない。

ただ受講するだけならそれでいいのかもしれないけど、それ以外にぼくがZoomの利用に消極的な理由がふたつある。

ひとつは、

時間オーバーが許されない

こと。

オンラインは時間制限があるから、対面よりも時間どおりに進行することは、発信する側から見るとメリットなのかもしれない。
でも、時間どおりに進めなければならないということは、講師が時間をコントロールしづらいパートはカットされることになる。

ではどこをカットするかというと、だいたいが質疑応答のパートになることが多い。

勘違いされがちだけど、質疑応答の肝は質問者の疑問に答えることじゃなくて、その質問と答えが受講者全員で共有できるところにある。
ぼくは受講者の質問は気づきであり、講師だけでなく受講者が各々の回答を考えることに意義があると思っている。

特に自分が従事する「模範解答がない」業務は、講師から教わることより、受講者が日々抱く疑問の中にこそヒントが隠されている。それらを共有することで、講習のテキストを熟読するよりも実践的な方法を知ることができる。
そこをカットされてしまうと、本当に知りたいところを知ることができない、そんなジレンマをどうしても感じてしまうんだよね。

そしてもうひとつは、

休み時間の交流がない

こと。
長時間の研修とかになると、講義の間に10分くらいの休憩時間が挟まれることがある。
個人的には、この時間は他者と交流できるチャンスだと思っている。

こっそり講師に質問したり雑談したりとか、隣や前後に座っている人がどんな人なのかお話ししたりする。
Zoomでは相手に名刺を渡すことはできないし、ちょっとした雑談をすることもできない。

ぼくは以前受けた講習で、たまたま隣に座ったことが縁になってボランティアに参加することになったり、メールの遣り取りで情報交換したりしている人がいたりする。
そんなわけでぼくは、

学びや気づきは講義の中だけにあるわけじゃない

と思っていて、それを実感できないZoomを積極的に利用したいとは思えないし、これからもその思いはきっと変わらないだろう。

ふつふつと青春の音が鳴り出しても、
ぼくの心臓のBPMが190になっても、
やっぱりぼくは、
Zoomなんて使わない笑









今後も記事を増やしていきますので、ご期待ください。