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独身女と孤独。小泉今日子さんの不倫報道で感じたこと。

今、世間を賑わせている、キョンキョンこと小泉今日子さんの不倫報道。不倫自体や離婚をしていない今の状況で公表したことに肯定はしないけれど(他人のことなので批判もしない)、同じ独身子供なし女性として、彼女の心境には興味がある。

あるネットの記事で書かれていたのだが、小泉今日子さんの対談集「小泉放談」の中のYOUさんとの対談で、こう書かれていたそう。

YOUは出産して、子どもが大きくなってというところまで成し遂げているけれど、独身で子どもも持たなかった身からすると、いったい自分は世の中に対して何ができるんだろう?みたいなことを、やっぱり考えたりするんですよねぇ

嗚呼、分かる。痛いほど分かる…。
私も独身34歳。結婚願望は強くないものの、良い人が居たらしたいし、まだ子どもを産むことは諦めていない。来年には所謂、女の出産の分かれ目の年齢。本当のことかもしれないけれど、それを他人から聞くたびに傷ついている。

「結婚した方がいいよ!」
「女は早くしないと、子ども産むにはね…」

耳にタコが出来るくらい聞いた。自分だって分かっている。こっちが叫びたいくらいだ。自分に合う相手と良いタイミングで、そりゃあ結婚して子どもを産みたいよ。

同級生の女子はだいたい結婚していて、離婚した子もいるし、さらには既に再婚した子もいる。みんなが当たり前にしているのに、なんで私は出来ないんだろう?という気持ちから、「私の何が悪いのだろう?」と自分の非を探すことも。

話は戻って、キョンキョンが言う「いったい自分は世の中に対して何ができるんだろう?」という気持ちにも同調。自分一人の人生としては、やりたいことをやっているし、友達も多いと思うし、行きたい場所に行けているし、(恋愛以外は)ある程度充実している。だけど、人類として、女としての使命が “子孫を残す” “命を繋いでいく” ことならば、「それを出来ていない女=私」としては、生かせてもらっている世の中ために何ができるのだろうって思ってしまうんだよね。

もちろん、仕事を頑張って経済を盛り上げていく、世の中の人が必要とするものを作る、発信するという部分では世の中のために何かすることは出来るけれど、人類、女性として見たときに、ちょっとしっくり来ないところがある。

また、今日みたいに風邪を引いているときだって、看病してくれるパートナーがいない私は、全て自分でしないといけない。むしろ何もしなくたっていい、そばにいれくれるだけで安心するんだろうな〜。このまま両親が亡くなって、頼る親族が妹家族しかいなくなったら、妹や姪っ子に負担をかけてしまうと考えると心苦しい。もちろん夢物語ではないので、結婚したから“永遠に幸せ”というわけではないと思うけれど、せめて子どもを産まなくてもベストパートナーと思える人と出会えたら、こんな孤独感感じないんだろうな〜。

以前、キョンキョンと同年代で同じ女優でもある山口智子さんが雑誌FRaUのインタビューでこう語っていた。

「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです」

彼女は昔からそう思っていて、信頼できるパートナーがいて、2人で腑に落ちて決めたことだからこれでいいと思う。ただ、私の場合はまだ、腹をくくれてないし腑に落ちてないのだ。

大人になったら当たり前に結婚できていると思っていたことが現実ではなくて、みんな当たり前に最終的には恋愛がうまくいくと思っていたものが私にはまだなくて、このまま一生短い恋愛を続けては、いちいち笑って苦しんでを繰り返すのかな〜と思ったらどっと疲れてくる。でも、厭でも毎日あっと言う間に過ぎて行くし、自分がなりたい未来に近い道筋を歩きながら、縁やタイミングを待って、現実に向き合っていろんなことを受け入れていくしかないんだろうな〜と、35歳を1ヶ月後に控えた私は考えています。

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