お花見弾丸ツアー：小松川千本桜 その2
小松川千本桜つづき。酎愛零はおやつの水まんじゅうを食している......
前回、自宅からのアクセスが悪いと申しましたね。東大島が最寄りだということはわかっておりましたけど、この、都営新宿線に乗るのが一苦労なのです
おや、大きな公園が......そして東大島の駅は、川をまたいでおりますのね。これも新たな発見ですわ。おぼえておきましょう
せっかくですし、寄っていきましょうか！
ほほう！
広大な！
そして当然のように桜を推しておりますわね！
ぬぬ、これは八重の桜。品種名は書かれていないようですけども……
これまた見事な！今が満開ですわね！
昔、親族の誰かの結婚式で──その控室かどこかで、桜湯というものを初めて頂いた記憶がございます
すごくきれいで、先入観で甘いのみものだと思っていたら、ほんのり塩味のお湯だったのでがっかりした覚えがございます。ちなみに結婚式やお見合いなどでお茶でなく桜湯を用いるのは、その場を取り繕うという意味の「お茶を濁す」を連想させるので忌避しているからだとか
おお〜！シダレザクラも満開ですわ！
まるで桜の滝のよう……
小ぶりな花が垂れた枝に無数につくさまは、桜色の水滴のようにも見えますわ
あっ、緑色！
今年はほんとうによく緑色の桜にお目にかかりますわね！
中心部が赤い……ということは御衣黄（ギョイコウ）でしょうか……ギョイコウは初めは緑色で、だんだん緑の色素（葉緑素）が抜けていって、中心部が赤みを帯びると聞きます
緑色の花は葉っぱと誤認しやすいので目立ちませんけど、見れば見るほど不思議な花色ですわ
は？
黄桜、という種類があるんですの？わたくしは日本酒でしかお目にかかったことがないですわ
立派な大樹！
ソメイヨシノもこれを限りと咲き誇ります
今年のお花見弾丸ツアーはわずか三ヶ所にとどまりましたけれども、いずれも大満足の名所でした
個人的な好みとしては、どれほどの名所であっても、人でごった返している所よりは、静かな穴場の方が好きですわ
さて、千本桜に戻りましょうか
この土手は、川面に近い方にサイクリングロード、市街地側に起伏のあるくねり道と、さまざまな目的の来訪者に対応している様子がうかがえます
地域をあげて千本桜を盛りたて、残そうとしているのですね
あのカーブは……ということはここが首都高速7号線ですわね。地図の上ではまだ先がありそうですけれども、ここでおしまいにしておきましょう
現実の終わりを見るよりも、永遠に続く夢を見ていた方が、千本桜には似合っておりますわ
小松川千本桜、名に違わぬ名所でございました。おそらく 関東でも有数の桜並木 でしょう。これで、今年のお花見弾丸ツアーはおしまいです。また来年、どこかの桜の樹の下でお会いいたしましょう。それでは、ごきげんよう～サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります！より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります！