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ニュースつぶやき:「ホタルイカ、記録的な豊漁」

 富山県内の海岸を埋め尽くすほどのホタルイカが漁獲されている話。


 今が旬のホタルイカ。主な産地は富山県と兵庫県が知られておりますわね。そのうち日本海に面した富山県の海岸で、浜を埋め尽くすほどのホタルイカが”爆湧き”しているとのこと。浜近くまでやってきたときには、一般の方も海に入って網ですくうことができるそうですの。

 今回は尋常な量ではありません。中にはおひとりで2500匹くらい獲ったとか、100kg以上獲った方もいらっしゃるとか。こんなに獲ると資源の枯渇が心配になりますけども、枯渇しようがないくらいの量なのです。異常発生と言っていいかもしれません。いったいなぜ?温暖化が関係しているのでしょうか?

 異常発生と言えば、北海道のイワシも大量に浜に打ち上げられておりますわね。あちらは人間が食べる量をはるかに上回っており(鮮度の問題もあって)、なかなか食べて処理することがむつかしいと聞きますけれども、生きているホタルイカなら、サイズ的にすばやく冷凍したりボイルしたりもイワシよりは容易でしょう。

 この豊漁を受け、都内の鮮魚店でも、昨年の約3分の1という破格値で販売されているそう。これはわたくしも買って帰らなくては!市内にあるスーパーは、ベルク、ヤオコー、マルエツ、ダイエー、イオン、オーケー、西友、ワイズマート、サミットストア。これらを吟味して回るのも楽しいものですわ!

 ちなみにホタルイカとは、その名の通り、ホタルのような発光器官を持つ小さなイカ。面白いのは、1属1種のホタルイカ属・ホタルイカ種であるにもかかわらず、その上の分類である「科」はホタルイカモドキ科であること。なぜモドキが基準なんですの?不思議な命名ですわね~!冷蔵・冷凍技術が未発達だった昔は、地元で消費されるにとどまり、松林の肥料にも使ったことから、富山では「マツイカ」の名前で呼ばれることもあるそう。たしかに、足の早い(いたみやすい)ホタルイカが大量に獲れたら、そういう利用のしかたもあったでしょうね。

 お料理のしかたもさまざま。ボイルして酢味噌あえ、お醤油に漬け込んだ沖漬け、一夜干し、佃煮、てんぷら、アヒージョ……日本酒!白ワイン!スタンバイなさいませ!





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