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村上春樹にどっぷり浸かる読書の秋。

すっかり過ごしやすい気候になりましたね。今日は久しぶりに外を走ってみました。(久しぶりすぎて、前はいつ走ったか思い出せない汗)今月は健康診断も控えている訳なので、しっかりたまった脂肪を少しでも燃焼すべく短距離でもいいから走ろうと心に決めた私です。この夏は本当に苦しんだ。暑くて寝苦しくて、なんだか陰鬱としてた。そんな中、やっとのことで秋がやってきて、少し高くなった空にいろんな形をした雲が浮かんでいるのをみてやっとやっと心の落ち着きが戻ってきました。

最近は時間があれば本を読んでいます。ここ数年、村上春樹さんの本をまた読むようになりました。ねじまき鳥クロニクル・アンダーグラウンド・スプートニクの恋人・騎士団長殺し・国境の南 太陽の西・ダンスダンスダンス と、なんだか時系列バラバラに読んでしまってます。村上春樹といえば思い出す人が私には二人いて、彼らとは今は連絡はとっていないんだけど、村上春樹を愛していたことをずっと忘れられないのですよね、不思議なもので。

最近はユニクロで、村上春樹Tシャツが発売されたり(私も遅いながらもGETし、毎日来ています。)ドライブ・マイ・カーが上映されたりと村上春樹に触れる機会が多くてなんとも幸せ。

あとは小説ではないんだけど「村上さんのところ」と言う、村上さんに寄せられた読者からの質問に村上さんが答えていて、それをまとめたエッセー?があるのですがそれも合わせて読むとさらに村上ワールドにハマります。あ〜私も村上さんに質問したかったなあなんて少し悔しい思いをしながらよみました。電子書籍には、全ての質問&回答が載っているらしくこれはもう必読ですね。

村上春樹の作品は必ずしも、メッセージ性が明確なわけではないし目を背けたくなるような描写もあって、気軽に読めるような感じではないのに、読み終えるとなぜか癒されている。なんだかそんな効果があり、私は本当に昨今助けられてきたことがよくありました。そういう本ってなかなかないのですよね。村上さんの本は、なんだか生きているみたいで、登場人物の【苦しさ】みたいなものを、自分のことのように感じるのも不思議なんだよな(実際、苦しくて何度か吐き気を催したことがある)。でもそれは感じるべくして感じることだったと私は捉えておりもう読みたくない、とはならない。

また、著書の中に必ずと言っていいほど、音楽が出てくるんだけどそう言った新しい音楽をきくきっかけもくれ、それがまた楽しい。クラシック・ジャズを中心に素敵な音楽を教えてくれる先生のようでもあるのですよ。旅行に気軽に行けない昨今だけど、村上春樹作品は、擬似旅行を楽しませてくれるような感覚がある。(勿論、本当の旅行が楽しいだけではないように、読書をしていろんな感情が発生するのだが

猫とランニングとウイスキーが好きな村上春樹さん。私は勝手に人生の先生だと思っているので、これからも粛々と村上作品を読み続け、村上ワールドを存分に味わい、堪能し、村上主義者のみなさんとぜひ話をしてみたいです。


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