感謝日記を書けない人へオススメしたい本とは
最近、樺沢紫苑先生が『THANK FULNESS 感謝脳』という本を発売しました。
詳しい感想文は後日投稿予定ですが、
「感謝日記を書く」ことを勧めています。
「感謝できることなんて思いつかない」という人へオススメしたい本を紹介します。
・今ある生活は当たり前ではない
食べ物がほしければ買いに行けます。
水道、電気、ガス、通信など
インフラが整っているおかげで
便利な生活を送っています。
理由もなく逮捕されることはありません。
「そんなの当たり前」と言いたくなるかもしれないけど、当たり前ではなかった時代があります。
それを感じたのは、『エヴァの震える朝』を読んでからです。
元々オーストリアに住んでいましたが、
ユダヤ人迫害が始まってから
オランダへ移住しました。
その時に、貨幣などの財産を
国外に持ち込めなかったため、
必死になって物に換えていました。
著者の父親は経営者だったので、
比較的裕福でしたが、
貨幣が意味をなさなくなるのに衝撃を受けました。
・なぜホロコースト文学か。
盗みなどの罪を犯したわけでもないのに、
ユダヤ人と言うだけで逮捕されていきました。
逮捕後の行き先は、
アウシュヴィッツなどの強制収容所です。
始めは国の機関などで働いているユダヤ人の排除から始まりました。
次第に子どもたちが学校に行けなくなったり、
自由に外出できなくなっていきました。
日本と同じように食料が配給制になりましたが、
ユダヤ人は配給のチケットを手に入れることができませんでした。
戦時中はただでさえ、食料や物が不足するので
生活に不自由します。
更に、秘密警察に捕まるリスクまで負うことになります。
貧困だけでなく、存在まで否定されるという二重の苦しみを感じました。
・感謝しつつ私ができること
誹謗中傷など法に触れることをしない限り
SNSで発信して、逮捕されることはありません。
スマホを自由に使って、
家族や仲間とやりとりや調べ物ができます。
少なくともお金があれば、食べ物を買えます。
雨風を凌げる家はあるし、暖かい布団で眠れます。
「この当たり前」は当たり前ではないと
読んできた本から教えてもらいました。
言葉の通り、読んできた本の多くは、
ホロコーストを生き延びた人たちが
体験談として書いています。
今を生きている私たちは、
後世に伝える義務があると思います。
この当たり前を脅かす動き(政治など)があったら、
声をあげないといけないと学びました。
・まとめ
雨風を凌げる家があって、
電気、水道、ガス、通信などのインフラが整っているのは当たり前ではない。
もちろん、理由もなく逮捕されない世界も当たり前ではない。
この環境に感謝しつつ、
脅かされそうになったら
声をあげないといけないと学んだ。