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第171回芥川賞・直木賞の受賞作発表

発表があった後に動画でインタビューを見ました。
夕食の準備をしている間に
気がついたら発表されてていました。

毎回、受賞者のインタビューを楽しみにしています。
ここでは、印象に残ったことを取り上げます。


・朝比奈秋さん

「大きな賞をもらうよりも難しいのが書き続けること。どんな小説でもよいし、評価されなくてもよいので、ただ書き続けることに挑戦し続けたい」(ニュースより引用)

書かずにいられない様子が伝わってきました。
仕事に支障が出たため、非常勤の医師になったそうです。

体が勝手に文章を書きたがっているのは、どんな感覚だろうかと考えてしまいました。

朝比奈秋さんに限らず、
芥川賞の候補作は入手できず、
まだ読んでいません。
受賞インタビューを見て、ますます楽しみになりました。

・松永K三蔵さん

作品以前にペンネームの独特さが気になっていました。

インタビュー動画で、Kはミドルネームで、ご家族のファーストネームにKが多かったとのことです。
三蔵はおじいさんのお名前と答えています。

更に、見た目も特徴的。
帽子には名前、Tシャツには「オモロイ純文運動」と書いてあります。
「引き込まれるオモロイ純文学を伝えていければ」
と話しています。

タイトル『バリ山行』と聞いて、
そもそも「バリは何?」と気になってます。
バリ島?バリエーション?

本を読む前から
「何だろう?」と思わせている時点で、
興味を持ってもらうことに
成功していると感じました。

単行本の発売日が7月29日。
読めるのはしばらく先になりそうです。

・一穂ミチさん

こちらの作品だけ奇跡的にすぐに読めました。

「緊張に耐えかねて6時くらいにビールを飲んだ」
この第一声で笑いを誘っていました。

「明るい性格なんだなぁ」と意外に感じました。
作者に対してなぜか、物静かなイメージを持っていました。

今回の受賞作だけでなく、前回候補作になった
『光のとこにいてね』も読んでいます。
登場人物の描写が繊細と感じてました。

「今も普通のおばちゃんが小説を書いている気持ち。人生面白いな」

明るい性格と繊細さを兼ね備えていると発見でした。

・感想

毎回、芥川賞・直木賞の候補作を読んで、
「自分が審査員でなくてよかった。選べない」と
思います。
それだけ、質の高い作品が集まっていると感じます。

余談ですが、直木賞受賞に
柚木麻子さんの『あいにくあんたのためじゃない』を予想していました。
「こっちがきたか〜」と思いました。

選評が楽しみです。

直木賞候補作が残り2冊、
芥川賞候補作は5冊残ってます。
今後読み終わり次第、感想文を投稿します。

以上、ちえでした。
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