天才ではない【東大独学】西岡壱誠著
「才能がある人はどんな人か」
この疑問から著者は恥を忍んで、
東大生に勉強法を聞いて回ったそうです。
その結果わかったのは、
「足りない能力を補う技術がある人」でした。
天才的な人はタイトルから想像させるより少ない印象でした。
・独学にも順番がある
「インプット→クエスチョン→アウトプット」
この順番を見て、樺沢先生の「インプット→アウトプット→フィードバック」サイクルを思い出しました。
違いは、インプットとアウトプットの間に「クエスチョン」が入っていることです。
ここでのインプットは、「基礎固め」を意味します。
特に定義を叩きこむイメージです。
次の段階で、「何でこうなるんだろうか」と質問します。
・いきなり試験を受けてみる
「もう少し勉強してから受けよう」と
考えがちな模試。
高得点が取れないのは承知の上。
まず試験を受けて、何が足りないのかを把握することで、その後勉強がやりやすくなるとのことでした。
『アウトプット大全』でも「いきなり問題を解いてみよう」と書いてあったのを思い出しました。
・プロとアマチュアの違い
プロ級の実力を持ったアマチュアはいます。
では、何の違いがあるでしょうか。
それは、「ミスをするかどうか」です。
例として、手術をとりあげていました。
あなたはどちらの医師を選びますか。
A「10回中1回は術後の経過がとてもいいが、あとの9回は手術が上手くいかず死んでしまう」
B「術後の経過は普通だが、死人が出ない」
99.9%の人はBを選ぶと思います。
Bのような仕事ができる人をプロと呼ぶとのことです。
・感想
「こんなところで、インプット、アウトプットが出てくるとは…」
著者と樺沢先生は接点がないはずです。
共通項に出てきました。
「インプット→アウトプット→フィードバック」サイクルは普遍的なものなのかと思ったくらいです。
『アウトプット大全』『インプット大全』が
累計100万分超えるのも納得です。
2021年以降、資格試験の勉強をしました。
スクールは近くにないし、子どもたちを預けるのはハードルが高いので必然的に独学になります。
SNSやYou Tubeなど優れたアイテムに助けられた面が大きいです。
今は英検準1級の勉強してますが、それだけでは足りないと感じました。
「東大に合格する人たちの知恵を借りよう」
そんな気分で読みました。
「独学にも段階がある」ことが一番大きな収穫です。
長期戦覚悟で、これから勉強します。
以上、ちえでした。
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