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うまくいかないなら、やり方を変えよう。

「口頭で注意するだけで
言うことを聞く子の保護者が羨ましい」

正直、何度思ったかわかりません。

周りの雰囲気から、
「言うことを聞かせられない時点でダメな親」という暗黙の了解が伝わってきます。
こう感じるのは私だけでしょうか。

「私はしつけができてない親なの?」
「育て方が間違っていたの?」
そう思っては何度も母親やめたくなりました。

そんな時、長男の保育所にいる
臨床心理士の先生からあるものを勧められました。


・伝わる方法を考える。

「お母さん、「おめめどう」さんは知ってますか?」

知らなかったので、調べてみました。

コミュニケーションをとるためのツールである
メモ帳を作っている会社です。

創業者が、発達障害のある息子さんのために
作ったメモが始まりです。

先生によると、「長男くんとこの人の息子さんは特性が似ていそう」ということで勧められました。

機会をみては、何度もこの先生から勧められました。
しかし、取り入れるにあたって問題になったことがあります。

・絵心がない問題

文字が読めるお子さんなら、
文字を書けば伝えられます。

しかし、うちの息子たちはまだ文字が読めません。
やっとひらがなや数字のなぞり書きを始めたくらいです。
そうなると、イラストで伝えるしかなくなります。

事前に書いて用意できればいいですが、
状況によっては、その場でサッと絵を描いて説明しないといけなくなります。
予想外のことが起これば事前に用意できません。

実際にメモ帳を見ましたが、
「使い方がわからないと難しい」と感じました。

使い方については、冊子が発売されているので、
よく読んだ方が良さそうです。

長男と接している保育士の先生によると、
絵カードで行動できているとのことです。
発達検査でも、耳で聞くよりも目で見た方が伝わりやすいと言われました。

「もしかして口で言うより、目で見た方が伝わる?」と気づきました。

・どうやって持ち歩く?

口で注意するだけでは聞かないのなら、
こういうアイテムに頼るしかないと実感しました。

使い方を聞いたら、ウエストポーチに
メモ帳とペンを入れているそうです。
必要になったらすぐに取り出せるようにとのことです。

私は家の中では斜めがけポシェットを使っています。
パジャマにポケットがついていないから、不便で使い始めました。

メモ帳とペンが入るサイズのポシェットを用意しよう考えています。

・最近始めたこと

最近は小学校で使う算数セットの時計と
絵カードでお風呂に入る時間を予告しています。

今でもスムーズに行動できるわけではありませんが、前ほど嫌がることはなくなりました。

同じ診断名がついた次男にも同様に試してみました。
長男より次男の方が飲み込みが早そうと感じました。

今までのやり方でうまくいかないなら、
違う方法を試してみるしかないと実感しました。

視覚支援も完全ではありませんが、
口で言うだけよりはマシに思いました。

上手く伝わらないなら、
「なんでわかんないの!?」よりも
「どうしたら伝わるか」と考えたいです。

以上、ちえでした。
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