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主人公そっちのけで心が動いた話

もう一度人間に生まれ変わったら
今度は必ず君に好きだと伝える。
(引用:鬼滅の刃22巻 伊黒小芭内)

イラストと共に
何度読んでも、胸が締め付けられます。
「今生じゃダメ?」と
突っ込みたくなります。

その一方で、
自分の出自を恥じながら過ごしてきて、
無惨を倒して生まれ変わりたいと
願って生きてきた彼の気持ちを考えると
仕方ないのかなぁと感じます。

最後に、
伊黒小芭内と甘露寺蜜璃が
来世に愛を誓って死ぬシーンがありますが、
経緯を知ると涙無しで読めませんでした。

どのくらい涙したかというと、
読む前に水分補給をしたいくらい。
何も知らずに読み始めてしまったので、
喉がカラカラになりました。

大人気なく泣いてた私。
この話をある2人の人間にしたら、
あまりにも対照的だったことがきっかけで
この記事が完成しました。

・ある2人とは…。

夫と20年来の友人(女性)です。

○夫の反応

夫「泣けるシーン?
話としては面白いけど泣けるところあった?」

ちえ「・・・・」

「私の感覚はおかしいの?」と衝撃。
そこで、他の人の意見も聞くことにしました。

○20年来の友人

高校、大学一緒で、
結婚後も仲良くしてる友人。
鬼滅の刃について話題を振りました。

彼女は大学時代、
ジャンプ掲載の漫画が好きでした。
「鬼滅の刃も読んでるかな?」と信じてLINE。

「ちえがマンガとか珍しいね!」と
食いついてきました。

更にこう続きました。
「最終巻はめっさ泣いた。」

おぉ、最終巻…?
私も私で、上記のエピソードを話したら
「全く同じところ」と返信。
「また読んだら同じところで泣くと思う」と続きました。

・ネットで調べた結果

「これはもしや男女間で考えが違う…?」
こんな仮説を立ててみました。

手始めに、鬼滅の刃について
感想文を書いてる人はいないか検索。

さすがは人気アニメマンガ。
たくさん出てきました。

その過程でこんなキーワードが
存在するのを知りました。
それは…カップリング。

詳細は割愛しますが、
作中で相思相愛の2人、または夫婦を差すようです。

鬼滅の刃でも、何組か存在しますが、
SNSの検索をかけたら
「※おばみつ」がダントツ多かったです。
※伊黒小芭内&甘露寺蜜璃の組み合わせの略。

このカップルについて
話題にしてる方、ほぼ女性。
男性の投稿、見つけられませんでした。

・少女マンガと少年マンガの違い

そもそも恋愛関係は
女性の方が関心を示しやすいのか?

小中学生まで遡って
当時読んでたマンガを
思い出してみました。

○少女マンガ

当時りぼんを読んでました。
2000年代のまとめを読んで、懐かしくなりました。

ペンギン☆ブラザーズは
比較的恋愛の要素が少ないですが、
この作者さんの前の作品は
ザ恋愛マンガでした。

「恋愛物はお腹いっぱい」と
おっしゃってたくらいです。

少女マンガで
全く恋愛要素のないマンガを
見つけるのは困難。
(今も傾向は変わらず)

○立ち読みして驚いたこと

少女マンガに関連して。
性教育のセミナーを受講した時に
講師の先生から言われたことがあります。

「今の少女マンガ見たことありますか?
ビックリしますよ」
と言われたので、
チラッと立ち読み。

「そう言えば当時はキスシーンすら、
最後の巻で出るか出ないかくらい。
ドキドキしたなぁ。
でも今は、1巻のうちに出てきちゃう。
しかもキスどころじゃない!」と衝撃。

相手のことを考えてはときめいて
ドキドキする気持ちが
メインだった当時のマンガ。
随分変わったなぁとビックリ!

○少年マンガ

一方少年マンガはまた事情が変わります。
恋愛要素がゼロではないものの、
主軸が別です。
スポーツ、冒険など目標に向かって行くイメージ。

「少女マンガって
一部こうなってるらしいよ~」と
夫に話題を振りました。

「そもそも少年マンガに恋愛は求めてないし」
バッサリ言われました(笑)

○結論

夫と私の子ども時代のマンガから見ても、
求めるものが違うのは間違いないようです。
それを裏付けるサイトを見つけました。

主軸が恋愛なのか、それ以外なのか。
これだけでも大きな違いです。

同じ鬼滅の刃でも、
男性と女性の楽しみ方は
これだけ違うと実感。

男性は、ラスボス鬼舞辻無惨を倒す
戦いの過程を楽しみ、
女性は、登場人物の心の動きや関係性を
楽しんでいるように思えました。

実を言うと、私自身呼吸の型に
あまり関心がなかったことに気づきました。

鬼滅の刃の英語版で登場する文法を
解説をしてるサイトがありましたが、
攻撃の型を見ても、全然印象にないです。
「こんなのあったっけ?」ってレベル。

逆に、夫はそっちに関心があるんだなぁと
感じたエピソードもあります。

「もし最終章を映画化するなら、
どこからする?」

大の大人が真剣に議論。

ちえ
「鬼舞辻無惨との戦いからかな。
結構長いし、戦いもハード。
2時間でおさめるとしたら
これが限界では?」


「確かに困難だけど、無惨は攻撃が単調だから
そこだけにするとつまらなくない?

上限の壱くらいは入ってきそう」

ここだけでも違いが出てますね(笑)

男女ともに人気のマンガだと
こんな比較ができて面白いですね。

夫と私の感覚の違いがわかりスッキリ!
それでも、
おばみつカップルにときめく私です。
外伝出てほしいなぁ。

以上、ちえでした。
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