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今となってはおとぎ話【鬼の研究】馬場あき子著

鬼滅の刃で「鬼に襲われた」と言っても、
信じてもらえない理由が分かりました。

登場人物によっては、
「頭がおかしくなった」と
精神科に連れて行かれそうになった人もいました。

鬼滅の刃の舞台は大正時代。
しかし、本書を読んでみたら、
エピソードのほとんどは古代。
特に平安時代が多かったです。

鎌倉時代など中世の話も出てきましたが、
古代に比べたら少ない印象。
近世※になったらほとんど出なくなりました。

※諸説ありますが、安土桃山時代から江戸時代にかけてです。

コトバンクより

その頃には滅びてました。
その理由は、過酷な封建幕藩体制は出現すら許されませんでした。
農耕行事、舞台芸術で謀殺されることのみ
存在が許されたからです。

2月の節分のような形で出てくるか、
舞台で登場することだけが
許される時代になりました。

鬼滅の刃の舞台である大正時代は
近世よりずっと後です。
もうこの頃になると鬼は昔話になってます。

アニメで見ると「当時、鬼退治があったのか」
と錯覚させられますが、
大正時代でも鬼退治はおとぎ話だと実感。

以上、ちえでした。
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