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エージェントを選び始めたらもうワーホリは始まっている(1/2)


ワーホリの世界に飛び込んでみた

ワーキングホリデーに行くことを考えたらまず初めに迷うのがこのエージェントを使うか使わないか、使ったとしてどのエージェントを使うかではないだろうか。

調べれば調べるほど出てくるし、
中には悪徳なところもあるって聞くし、
そんなことを考えていたら一生決まらない気がした。

私が一番驚いたのは、検索エンジンでワーキングホリデーと検索すると、外務省公認のエージェントは存在しないにも関わらず、外務省よりも先に某エージェントがヒットすることだ。

何も知識がない状態で、漠然と調べてみようと思って検索したときには、まるでワーホリがその某エージェントの主催している制度であるかのように目に映った。

現在,ワーキング・ホリデー制度の実施に際して,外務省が連携・協力している民間団体はありません。

外務省ホームページ

まずはセミナーへ

エージェントが開催しているセミナーや、語学学校の相談を含むカウンセリング、留学費用の見積もりは無料で行ってもらえるので、何社か検討した。

まず検索をかけて一番上に出てくる某エージェントのセミナーに参加した。
コロナ禍だったこともありオンラインでの開催だった。

英語に自信があるわけでもなく、ワーホリに行ける年齢ではあるが、未来ある若者というわけでもない。
他のセミナー参加者のことなんて何も知らないのに、そんな私の目を通してみると彼らがとても意識が高くて自分よりももっと素晴らしい人間に見え、私なんかががここにいて良いのだろうかという気持ちになった、

そのセミナーは帰国後の就職についての内容で、最後の方で一人ずつ感想を言うように求められた。
コミュ障の私は自分のカメラをオンにして参加しなければならない時点でもう嫌というか、頑張っていた。それなのに、さらに求めるのか…と自分の番が回ってくるまで胸がザワザワした。
当たり障りのないことを言ってその場をやり過ごし、セミナーももうお開きというタイミングで別のセミナーの予約を取らないかと主催者に言われた。
これは断るよりも今はとりあえず予約して、ネットでキャンセルした方がスムーズに収まるだろう。ひとまず私は予約してオンラインミーティングを退出した。

このエージェントに関してはまずお金がかかる。
そしてあの押しの強さ。
何よりこのエージェントのホームページには「ビザは自分で取得するのをおすすめしません」という旨の記載があった。この記載にほんのりとした不信感というか、違和感を覚えた。
SNSで調べただけでもエージェントなしで全て自分で手続きして渡豪した人もたくさんいるし、私は現地に知り合いは誰もいないし一人で行くので、いざ渡豪したらなかなか助けてもらえない状況になるのに日本国内でのビザの取得くらい自分でできなくてどうする?!と個人的には思っていた。
万が一間違えて発給に時間がかかったら…など、言っていることは間違いではないけれど、無駄に不安にさせたり心配を煽るようなことを書かなくても良いんじゃないかと思った。
でもかなりの心配性の方だったり渡豪まで時間がギリギリで絶対に失敗できないなどの状況であれば的を得ているとも言えるし、好みの問題かなとも思う。

カウンセリングとLINE相談

このエージェントにはお願いしないことに決めセミナーの予約もちゃっかりキャンセルした私は、また別のエージェントのカウンセリングに行くことにした。
一対一のカウンセリングで、それぞれの都市の雰囲気や語学学校のことについて教えてくれた。こればかりはネットでいくら調べても分からない情報なので、エージェントのオフィスまで足を運んだ甲斐があったと思った。カウンセラーの方もオーストラリア留学経験者だそうだ。

このカウンセリングで都市はブリスベンに決め、語学学校もいくつか目星をつけることができた。

ちなみにこのエージェントはサポートが全て無料だった。
調べてみるとむしろ無料のエージェントの方が多いような気がする。

なぜ顧客であるワーホリ志願者からお金を取らないで運営することができるかというと、顧客が入学する語学学校から仲介手数料をもらっているためだそうだ。
そのためか、サポート無料と謳っていても「通学期間が○週間以下の場合○万円をサポート費用として頂戴いたします」という旨の記載があるエージェントがとても多い。

当初は4週間の通学を希望していたため、その条件を満たせず最初にカウンセリングに行ったエージェントは使うことができなかった。
また、「現在の英語力で4週間の通学では目標として掲げている日常英会話ができるところまで伸ばすのは難しいです。学校には3ヶ月ほど通ってみることをおすすめします」ということも言われた。
そんなふうに言われたら、しかも留学経験者から言われたら通学期間を伸ばすか迷ってしまう…とはいえ語学学校の費用は出してもらった見積もりの大半を占めるくらい高い。この頃から私はyoutubeでワーホリ経験者の「語学学校は行くべきか?」「語学学校で英語力は伸びるのか?」という内容の動画を観漁り始めた。

次に相談したエージェントはLINEでの相談ができた。
LINEで見積もりを出してくれるとのことだったので、先日カウンセリングで決めた都市と学校名、希望の通学期間を提示した。
4週間か12週間(3ヶ月)で迷っているため両方での見積もりを出してほしいと伝えたところ、
「弊社では10週間以上の修学のお申込みの方対象で、完全無料でサポートを提供させて頂いております。学校のお申込みが10週間以下・ビザのみご留学サポートの場合は59800円となりますので予めご了承の程よろしくお願い致します。」
と返信があり、私としては見積もりを待っていたつもりだけれどこれ以降メッセージが来ることはなかった。承知しました、くらい送るべきだったのかもしれない。

この数日後にはまた別のエージェントのカウンセリングに足を運んだ。この頃になるとだんだん慣れてきて、エージェントから言われることも大体同じだなと思った。

英語力アップのために語学学校にはワーホリビザで通える4ヶ月目一杯通うことをおすすめします、
学生寮は二人部屋よりも一人部屋がおすすめです、
海外旅行保険は提携している保険会社のものをおすすめします、
ビザの取得や航空券の予約のサポートもできます、、、

ものすごく当たり前だけど、高い手数料を取れる方に誘導しているんだな、と。
もちろんその通学期間、その学生寮、その保険が良いと思った人や、必要な人はエージェントのサポートも受けながらそれらにお金を払う価値はある。

ただ、私の場合はそうではなかったし、無駄に不安を煽るような言い方をされるのもあまり好きではなかった。

(続く)

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