見出し画像

サマータイムマシンブルース×四畳半

私の好きな作家の一人。森見登美彦。彼の作品の中で特に好きなのが、アニメ化もされた「四畳半神話大系」です。

そんな四畳半シリーズと、ヨーロッパ企画の名舞台「サマータイムマシン・ブルース」が合体した「四畳半タイムマシンブルース」をようやく読了。

久々に四畳半シリーズの個性あふれる面々にお目にかかれて、いつものバカ騒ぎにクスリと笑わせていただきました。

ちなみに、「サマータイムマシン・ブルース」は映画化もされております。

画像1

こんなお話

「カッパ伝説」とお遍路が観光資源である、四国のある地方都市の大学。SFに興味がなく、草野球やテレビゲームに明け暮れている男子生徒5人のSF研究会(以下、SF研)と、写真の腕前がよくない女子生徒2人のカメラクラブは、部室を共有していた。夏休み中にもかかわらず、SF研は遊ぶため、カメラクラブは展示会の準備のため、毎日部室に通っていた。 

レビュー

元々はヨーロッパ企画の舞台だった本作。舞台の雰囲気を活かしつつ映画にすると・・・どうしてもこじんまりしてしまいがちですよね(- - ;

しかも、場面転換が映画だと少々わかりにくいので、過去と現在の設定がいまいち画面から掴みづらい!

いっそ「カメラを止めるな!」みたいな前半・後半がはっきり分かれる構成に振った方が面白そうだよなぁ、とかも思いつつ・・・。

ただ、ストーリー自体は面白いし、わちゃわちゃアホなことしてる感は出てたので、そこは楽しめました。

画像2

今をときめく、瑛太やムロツヨシ他、おなじみのヨーロッパ企画の団員さんも出ていて、個性たっぷりの濃いキャラばっかり。
15年以上前の作品だから当然みんな若いんだけど、なぜかムロツヨシがあんまり今と変わらない!
(本多力とかも変わらないけど....)

「タイムマシンを無駄遣いして、昨日と今日を行き来する」っていうストーリーなんですが、ムロツヨシだけタイムマシンで2005年と2021年を行き来してるんだろうか?!って思っちゃうぐらいww

瑛太をはじめ、豪華な顔ぶれなので、俳優さんの今・昔を比べてみるのも楽しいかもしれません。


▼「サマータイムマシン・ブルース」

https://www.amazon.co.jp/dp/B000C98CTA

▼書籍「四畳半タイムマシンブルース」の特設サイト

ギャグマンガ日和の作者、増田こうすけ氏による特別掲載マンガもおもしろいですよ!

https://kadobun.jp/special/yojohan-timemachine/

-----------------------------
サマータイムマシン・ブルース
2005/東芝エンタテインメント
<スタッフ>
監督:本広克行
脚本:上田誠
製作:堀部徹、泉英次、藤巻直哉、高野力
製作総指揮:阿部秀司
撮影:川越一成
編集:田口拓也
制作会社:ROBOT
<キャスト>
瑛太
上野樹里
与座嘉秋
川岡大次郎
ムロツヨシ
永野宗典
本多力
真木よう子
佐々木蔵之介
------------------------



この記事が参加している募集

#映画感想文

66,776件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?