温泉でプリンが作れる珍体験!?~荒湯プリン~
新温泉町の湯村温泉の源泉エリア、荒湯。
そこの湯つぼで手作りプリン体験ができるようになりました!
湯村温泉の"湯がき文化"
湯がき文化!?
新温泉町の湯村温泉地域には、湯がき文化というものがある。温泉水に重曹成分が含まれていて料理向きなことと、温度が100℃近いことを利用して、昔から続いてきた文化である。
その名の通り、何でもかんでも湯がく。地域の台所として活躍してきた湯村温泉は、今も地域の方々が食材を持って集まる場所となっている。
観光客の皆さんは、生卵を湯つぼに浸けて温泉卵を作られるのだが、野菜だろうと芋だろうと根菜だろうと、だいたい温泉の湯つぼに入れてみるとよい。
さすがに汁気の出る肉を煮込んだりするのはマナー違反だが(笑)、基本はきれいに美味しく茹で上がる。
新たな体験メニューが誕生
その名も『荒湯プリン』
ここは湯村温泉。
この荒湯プリンは、元々ここ新温泉町で地域おこし協力隊(温泉振興)をされていたイタガキアスカさんが考案された、新鮮な体験メニューです。
公式サイトを見ていただけると分かるが、材料にもこだわってリッチで自然な風味の手造りプリンを作ることが出来る。
実際に体験してみた
①まずは材料を混ぜる
用意されたのは、タマゴ液とミルク液。
まずは、これをそれぞれシャカシャカ振って、混ぜていく。
②注射器で型に入れていく
シャカシャカ振って作ったプリン液を、注射器で吸ってプリン型に入れていきます。これがまた難しい…!
コツは、液を多めに吸って、戻しながら空気を抜くこと。これもまた難しい。空気を抜くつもりが、勢い余って液を散乱させてしまったりする。大胆さも時には必要だが、同時に何事にも慎重さは欠かせないことを思い知った。
③できた!写真映えタイム!
苦戦しながら、やっとの思いで完成。
我が子のように可愛くてたまらない。ちなみに私に子供はいない、子供の可愛さを想像でテキトーに語って申し訳ない。
④湯つぼにイン!
いよいよ やってきました、湯村温泉の荒湯。先ほど作ったプリンを、約20分 入浴させて、固めていく。
ここには湯村温泉の足湯もあり、待っている20分間で足湯をして和むこともできる。
⑤冷やす
20分経ったら、湯つぼのわきにある水道で、触れるくらいまで冷やすことができる。風船の中には膨張した空気が残っているため、ある程度は冷やさないと最後の工程で悲惨なことになるかもしれない。ただ冷やすのも、荒湯プリン体験においては大事な作業である。
どうでもいい話だが、冷却用の水道の存在がさりげなさすぎて、気づかない観光客の方を見かけることもある。
ある日、荒湯を散歩していたら、湯つぼから出したばかりの温泉卵(約90℃)を『熱っ!アッツーーーッ!』と叫びながら剥こうとしている ご家族(お父様)がいらっしゃった。さすがに無理やろ。水道をご案内してあげた。
⑥プリンを…プッチン!完成!
さぁ、荒湯プリン体験、最後の工程。
ゴム風船につまようじを刺してプッチンと弾けさせる。飛び散らないように穴を空けることが出来るか!?ドキドキ感MAXの瞬間です。
⑦いただきます
さて、気になるお味は・・・?
素材の美味しさを活かした、やさしいお味はさることながら、隠し味に入っている高級なオレンジリキュールの風味が口の中に広がる、至高のプリン。
これは食べてみないと分かりませんね。言葉じゃ伝わらない。
荒湯プリン体験をするには
湯村温泉 荒湯の湯がき体験メニュー『荒湯プリン』は、皆様のご予約をもとに開催をしています。1人2,000円でプリン&ドリンク1杯、約1時間で体験していただくことができるメニューとなっています。
土日を中心に開催 と記載はされていますが、運営メンバーの都合により、日程や曜日・時間などを調整することも可能ですので、ご相談ください。
申し込み方法
下記サイトから申し込みができます。
簡単で面白いメニューですので、ぜひ一度、体験してみてください!