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イエスだけで十分です

[コロサイ人への手紙 1:9,10,11,12]

こういうわけで、私たちもそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたが、あらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころについての知識に満たされますように。また、主にふさわしく歩み、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる良いわざのうちに実を結び、神を知ることにおいて成長しますように。神の栄光の支配により、あらゆる力をもって強くされ、どんなことにも忍耐し、寛容でいられますように。また、光の中にある、聖徒の相続分にあずかる資格をあなたがたに与えてくださった御父に、喜びをもって感謝をささげることができますように。

今日の聖書箇所
コロサイ1:9〜20

今日もコロサイ書から恵みをいただいていきたいと思います。

使徒パウロはコロサイ教会のためにとりなし祈ります。何を祈っているかと言うとまずコロサイの聖徒たち霊的な知恵と理解力が与えられ神の御心に関する知識に満たされるようにと祈っているのです。

それでは神の御心とは何でしょうか?それがコロサイ書のテーマでもありますが御子イエスについて知ることでした。コロサイ教会には偽教師たちが入り込み,イエスだけでは不十分だという偽りを広げていたからです。

それは律法主義,神秘主義,禁欲主義などをもたらし,イエスを信じるだけではなく律法を守り,禁欲的な修行をして天使たちと出会うような神秘的な体験も必要だと言っていたようなのです。

このような惑わしは現代でもどれほど多いことでしょう。しるしと不思議などの霊的な現象に大騒ぎをしたり,そのような霊的な体験をするための修行や苦行を要求したり,天使のお告げ,夢のお告げに大騒ぎしたりする人たちが多くいます。

パウロは霊的に見えるそういった全てのことを虚しいだましごとの哲学であると一蹴するのです。その目的は御子イエス以外のものにより頼ませようとすることだからです。

私たちがイエス様から目を離し,イエス様以外のものにより頼むようになると信仰の迷路に入り込んでしまいます。どんな神秘的な体験も信仰的に見える行いもそれにより頼むならそれはイエス様との関係を破壊し,平安を失わせ,信仰を奪うからです。

神の御心は御子イエス様を知ることであり,御子イエス様がなされたことを知ることであり,御子イエス様だけにより頼むことなのです。それが霊的な成長であり,その時,私たちは初めて実を結ぶことができるようになるのです。

パウロは御子が創造主であり万物の支配者であり,第一の者であることを教え,御子イエス以外には何も必要ではないことを教えます。

[コロサイ人への手紙 1:15,16,17,18]

御子は、見えない神のかたちであり、すべての造られたものより先に生まれた方です。なぜなら、天と地にあるすべてのものは、見えるものも見えないものも、王座であれ主権であれ、支配であれ権威であれ、御子にあって造られたからです。万物は御子によって造られ、御子のために造られました。御子は万物に先立って存在し、万物は御子にあって成り立っています。また、御子はそのからだである教会のかしらです。御子は初めであり、死者の中から最初に生まれた方です。こうして、すべてのことにおいて第一の者となられました。

そしてその万物の創造主であり主権者である御子が人となって私たちのために十字架の上で血を流して死んで下さったことを明らかにするのです。それを知るなら永遠に感謝と賛美を捧げるようになるからです。

[コロサイ人への手紙 1:19,20]

なぜなら神は、ご自分の満ち満ちたものをすべて御子のうちに宿らせ、その十字架の血によって平和をもたらし、御子によって、御子のために万物を和解させること、すなわち、地にあるものも天にあるものも、御子によって和解させることを良しとしてくださったからです。

御子イエスだけで十分であり,その十字架の血だけで十分なのです。それだけにより頼むことが神の御心であり,その時,私たちも神と御子イエスにしっかりとつながることができるようになり,多くの実を結んでいくのです。

今日の祈り
主よ,あなただけで十分であることを悟り,その十字架だけを握りしめてあなたに似た者へと成長させてください。

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