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金曜日は夫婦関係 Volume2~子供が産まれる前と産まれた後~

子供が産まれる前と、産まれた後で変わる夫婦関係。

女は子供が産まれると子供が生活の中心になる。
男は、女ほど早くは変われない。
変われる男もいれば、変われない男もいる。

僕は変われなかった男。。。

長男が産まれて、妻は変わった。
それまでは、
僕が妻の中心にいたけど、子供が産まれた瞬間から、子供が妻の中心になった。

なんでもしてくれた妻に甘えてた。

女は過去の出来事をよく覚えている。
「あの時、あなた本当にひどかったよね」
「あの時のこと忘れないから」

ホラーより怖い。

でも、変われなかった自分の責任。
しばらく変われなかった。

「愛してたら、普通変わるよ?」

俺は愛していないのかな。
自問自答の日々。

妻のおかげで毎日穏やかに生活できていた。
心の浮き沈みもなかったし、些細な会話も楽しかった。

でもずっと不満を抱いていたみたいで。。。
「私の話を全然聞いていなかったよね」
「私のこと全然見てなかったよね」

過去のことを思い出してみても、自分では
「そんなことない」って思っていても
妻にはそう映っていた。

今でも、時々過去の出来事持ち出して、非難してくる。

俺、妻のこと愛していないのかな?

妻の言う通り、
「愛していたら、気づいてくれるよね?」
「もっと私のためにやってくれるよね?」

その言葉を言われるたびに
僕は何も言えなくなる。

「愛ってなんなん」

どれだけ今頑張っても、過去にしたことが足を引っ張る。
何かあったときに、いつも過去の話を持ち出される。
いつも長男が産まれた頃のことを持ち出してくる。

「ほんと、何もしなかったよね」

男も変わらなきゃいけない。

妻から言わせれば
「愛していたら普通変わるよね?」

いつも戸惑う

「え、俺、愛していないんかな。。」

言葉と行動で現わさないと伝わらない。

幸せにあぐらかいていると、いつの間にか、知らないうちにひびが入る。

僕はいまさらだけど、行動を変えた。

と思う。

全く料理しなかったけど、仕事が休みの日は夕食を作るようになった。
食器洗いも、月の半分はするようになった。
洗濯たたむのは、できるだけ毎日するよう心掛けているし、実際、月の25日は僕がしている。
ゴミ出しの日は、ゴミをまとめて外に出すようになった。
長男の勉強(英語だけだけど)に付き合うようになった。

妻からしても、今さらなんだろうけど
少しずつ「ありがとう」を言われるようになった。

そんな些細な一言が嬉しい。

少し笑顔が増えた。
笑顔で僕を見てくれるようになった。
全く僕のことを見てくれなくなった時期のことを思い出すと、
涙が出るほど嬉しい。

自分で言うのもなんだけど、
僕は不器用な方だ。
自分の感情をうまく伝えられない。

大袈裟に言うと
「心にも思ってないこと言わないで」
って言われる。

黙っていると
「何考えているか分からない」
って言われる。

褒めると
「嘘くさいからやめて」
って言われる。

それでも
今、頑張って行動を変えているのは
あなたに認められたいから。

「愛されている」って感じてもらいたいから。

それを「愛」とは呼ばないだろうか

葛藤の日々だけど
少しずつ前に進めている気がする。

夫婦関係は悩ましい。
それでも、明日も僕はここに帰ってくる。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

この話はノンフィクションです。







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