【#40 : おいしいご飯をたべようよ】

忙しい日々が続くと、ついつい食事がただの「作業」になってしまうことってありませんか？仕事の合間にささっと食べるコンビニ弁当、夜遅く帰ってきて一口で済ませるインスタント食品。気がつけば、食事はただの「燃料補給」みたいになってしまっている。でもね、ふと思うんです。おいしいご飯を食べるって、もっと大切なことなんじゃないかって。

おいしいご飯を食べる瞬間って、ただお腹を満たすだけじゃなくて、心も満たされる。口に運んだ一口目で「おいしい！」と思った瞬間、なんだかその日が少しだけ良い日になった気がする。日常の忙しさやストレスを忘れさせてくれる、そんな小さな幸せが、食事には詰まっているんです。

たとえば、家族や友人と一緒に食べるご飯。会話をしながら、笑いながら、みんなで同じテーブルを囲む。その場の空気が暖かくて、おいしい料理がさらにおいしく感じられる。誰かと一緒にご飯を食べる時間って、何にも代えがたい幸せなひとときですよね。料理が豪華じゃなくても、手間をかけたものじゃなくても、そこに人とのつながりがあるだけで、料理は何倍も美味しくなる。

もちろん、ひとりで食べる時間だって、もっと楽しめるはずです。たまには自分のためだけに、ちょっと贅沢な食材を使ったり、お気に入りのレシピで料理をしてみる。自分にご褒美をあげるような感覚で、「これが食べたかったんだ」と心から満足できるご飯を用意する。そういうひとり時間の食事は、自分自身を大切にする行為でもあるんです。

おいしいご飯を食べることで、気持ちもリセットされるし、体も元気になる。疲れたときほど、ちゃんとした食事を取ることで、次の日の自分にパワーを与えることができる。食べることって、単純な行為のようで、実はとても奥が深い。自分を支えるエネルギーを得るだけでなく、心の栄養も補給してくれるんです。

「忙しいから時間がない」「手間をかけたくない」と思うこともあるでしょう。でも、ほんの少しの工夫や時間で、食事の楽しみ方が大きく変わります。たとえば、週末に少しだけ時間を取って、手間をかけた料理を作るのも良いし、スーパーでいつもより少しだけ贅沢な食材を選んでみるのもいい。そうやって日常の中に「おいしいご飯」を少しずつ増やしていくだけで、生活全体が豊かになるんです。

食事は、毎日必ずやってくるもの。それをどう楽しむかで、日々の暮らし方も変わってくる。だからこそ、忙しい日々の中でも、時には「今日はおいしいご飯を食べよう」と意識してみることが大切なんです。おいしいご飯は、ただ食べるだけじゃなくて、心に栄養を与えてくれる。それが、私たちにとって何よりも大切なものかもしれません。