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『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』終わらないでほしい!85分間の感想

こんにちは。「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が2024/2/16に公開されました。

初日3日間で興行収入22.3億円、 観客動員数152万人!2024年公開作品でNo.1の初週興行収入を記録する“特大ヒットスタート”(興行通信社調べ)ですって!ファンとしてとっても嬉しいです。

ワタシも初日に2回観て、昨日IMAXでも観ました。今のところ合計3回観戦!もうずっと、脳みそがハイキュー!!で食い散らかされていて、興奮状態なんです。少し思い出すとすぐ涙腺崩壊してしまう。どうしてこんなにも感情移入してしまうのでしょうかね?

3回目でも最初っから最後まで涙が。。疲れました。これからも、何度も観れるんだけど、もう一回がない試合。はぁ~。音駒戦が終わってしまったー。一抹の寂しさもありつつ、最高!!楽しかったー。

さて、ここから感想です。
※ネタバレが含まれます!書いていくうちに気持ちがエスカレートしてしまいました。


思った以上に研磨が主人公だった。

映画を観終えてまず思ったのが、思っていた以上に研磨が主軸として描かれていたことです。分かっていました。雑誌のインタビュー記事でも、満仲監督が「研磨が主役」とおっしゃていた。と情報ありましたし、ワタシ自身も、この作品については以前の記事で以下のように書いています。

翔陽と初めて会ったあの日。バレーを「なんとなくやってる」と言った無気力研磨くんが、「はぁ~〜〜面白かった!クロ おれにバレボール教えてくれてありがとう
になるまでの物語!!音駒戦をまるまる一本の映画で見せてもらえるなんて、今からもう胸が一杯です。

2024年1月24日のNoteより

原作の音駒戦は、33巻から37巻。古舘春一先生の原作漫画が素晴らしいのは百も承知、二百も合点ですよ。ストーリーも、試合内容も、各キャラクターの心情描写も、紡ぐ言葉も本当に極上作品ですからね。

結構なボリュームの内容を、1本の映画に収める?それも85分。正直どうするどうなる?でしたが、想定以上!!想定漢(ガイ)‥‥‥!

もちろんぐぐっと内容を絞ってはいるのですが、黒尾と研磨を推してきた身としては、音駒戦を研磨を中心のストーリーとして、仕立てて下さり、感謝というか最高の極致でございました。

散りばめられた過去回想に悶絶

試合が展開していく中に、過去回想シーンが散りばめられていて、キャラクターがどんどん深堀されていきます。研磨が軸なので、まずは、研磨と黒尾については幼少期からの回想がたっぷり描かれています。本当に幸せ!そして研磨と翔陽の出会いから始まるやり取りから「もう一回がない試合」に込められた思いが深まります。忘れてならないのは、黒尾と月島の師弟コンビ。みんな大好き、第三体育館組のノブカツくん。特に黒尾の言葉がこだました回想シーンは本当に悶絶しました。中村さんの声が良すぎてヤバイ。

試合が進むにつれどんどん増す疾走感

1セット目も早い早いと焦って、2セット目は研磨の作戦が功を奏して来て、烏野が追い詰められる。そして飛雄の勇気のオープン!に翔陽のどんジャンプ!高く飛んだ翔陽の姿で思いっきり泣いて、3セット目、ごほうびタイム。ここからは原作もスピード感が早まるんですよね。古舘先生が意図的にしていると思うのですが、試合に夢中でどんどん進んでいっちゃう感覚になります。

そこへ来て、研磨の読みが外れてからの、「たーのしー。」ですよ。

「たーのしー」
 ‥‥‥
「ン``ァ``ア``ッッシ!!!!!」 

(黒尾の高笑い)

ハイキュー!! 36巻第322話「おれの勝ち」ラスト部分より

ここは本当にヤバイ。感情が高ぶりすぎて、研磨の気持ちも翔陽の気持ちも、見守る黒尾の気持ちも全部愛おしい。そして梶さん、村瀬くん、中村さんの演技。本当に最高でした。今も涙が溢れてしまう。。

ラストの没入感が凄かった!

いよいよクライマックス。原作の第323話「ラストゲーム」〜第324話「祭の終わり」の場面へ。話題の研磨視点で描かれたラスト1プレー!研磨の息づかい、ボールを拾う音、足音、笛の音、掛け声。目線の先にある人とボール。もう没入感が半端ない。

そして、研磨視点のまま夏の合宿シーン回想へ。ここは原作でも衝撃を受けた場面でした。最初は「えっ??どこ?何々?」って。蝉の声だけが響く中、あー夏合宿かぁ。その前までに見てきた数々の回想シーンが全部蘇ってきて、ひたすら終わらないでーーーって、胸がいっぱいいっぱい。ハァー。泣く。

そして時間軸が戻り、もう一回がない試合が終了。いやぁ、本当に凄い演出でした。

この物語の終着点は間違いなくココ

「はぁ~〜〜面白かった!クロ おれにバレボール教えてくれてありがとう」

ハイキュー!! 37巻 第325話「ゴミ捨て場の約束」より

研磨がケロっと立ち上がるも、黒尾は思いもよらない言葉に受け止めきれなくて。。黒尾の表情が!もうたまりませんね。研磨と黒尾の関係が本当に尊い。好きだ!

試合後のひとときがあり、主題歌の「オレンジ」で余韻に浸り、もう涙が止まらん。

エンドロールで立ち上がらないで!

エンドロール後も見逃せませんでしたね。ワタシの推しカプである、優と美華ちゃんが大活躍したり、鴎台の星海くんも登場しました。次回作につながる演出に最後までやられました。

ワタシ的見どころの答え合わせ

公開前の記事で、見所を上げていたので、答え合わせをしてみます。

1.研磨の表情の変化とそれを見守る黒尾くん
2.黒尾と月島の師弟関係
3.翔陽と飛雄のわちゃわちゃ
4.月島と山口の熱いやり取り
5.主将組のやり取り
6.解説担当(優と美華ちゃん、天童と五色、他)

2024年1月24日のNoteより

結論からすると、すべて、見所としてちゃんときっちり揃えてありました!
黒尾✕月島については、回想シーンもさることながら、試合最初から繰り広げられる煽り合いが最高でした。最後の最後に月島の満面の笑みにノックアウト!そして試合後の抱擁シーン。原作ではセリフなしのところ、映画では黒尾の「ありがとな、ツッキー」で爆死。

他にも語りたいシーンはいっぱいありますが、この辺で。。

一見さんは観れる作品なのか?

アニメ作品の映画化というと、オリジナルストーリーが基本なのかと思います。しかし、今回のハイキュー!!に関しては、本編の続きな訳です。1ファンのワタシ的には、すでに感情移入している(いつでも泣ける)状態から観るので、冒頭、研磨が出てきた時点で涙でした。ワタシの体感として、初日に観に来ている方はみなさん同じような人種の方ばかりでした。

ハイキュー!!を原作漫画もしくは、アニメでまったく見たことがない方は、どのような感想を持たれるのでしょうか?もちろん起承転結があって、一つの作品として面白いように出来ているはずですが、なんせ思い入れがありすぎる身としては、客観的に見れないので、わかりません。是非、初めてのハイキュー!!がこの映画だった方の感想が聞きたいです。

最後に!

IMAXで観たらさらに映像と音が凄かった!と言っておきます。
「この作品を映画館で体感できるのは上映期間だけなので」と最速上映の舞台挨拶で中村さんもおっしゃっていました。第5弾まで企画されている入場者特典をコンプリートするつもりだし、それ以外にも何度も足を運ぼうと思っています。


以上です!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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