私にとっての哲学カフェ 〜あきひと〜

早稲田哲学カフェ、コアメンバーのあきひとです。趣味は読書と筋トレ、あとはドライブをすることです。音楽はビートルズが大好きで、1年中聞いています。

今回は自分にとって哲学カフェがどういったものであるかお話ししたいと思います。自分は2020年の春に哲学カフェに入り、それ以来運営メンバーを続けています。きっかけは、早稲田大学の授業の一つ、「大隈塾」内でこのプロジェクトを知り、哲学対話に元々興味があったことから加入しました。約2年間この活動を続けている僕ですが、哲学対話の面白さが身に染みて分かってきたのは最近のことです。

僕の思う哲学対話の面白さとは、自分を知ることができるという点です。哲学対話では、色んな人の話を聞きながら、その都度、共感を覚えたりはたまた反感を覚えたりします。そして会話が進めば進むほど、その反応によって自分の価値観というのがどういった形をしているのか実感します。自分というのが一つの「枠」だとするなら、誰かの意見を聞いたときに生まれる自分の反応/感情が、その「枠」の境界線を示してくれるのです。僕たちはいつも自分をより理想的な人間像に近づけたいと望んでいますが、その第一歩は現在の自分を知ることだと思います。そのとき、哲学対話は少なからざる役を果たしてくれます。

とはいえ、哲学対話は単なる自己理解の場ではなく、自己変革の可能性も持っています。誰かがふと放った発言が、そのとき自分が最も苦悩していた事柄へのヒントを与えてくれるなんてことも、僕自身数多くありました。そしてそういった瞬間は、必ず自分が自分の心をオープンにしているときにやってきます。

今後も、早稲田哲学カフェが多くの人にとって、自分を知り、そして自分を変革する場となってくれれば幸いです。

あきひと

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