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わたしの茶髪ライフ、2ヶ月で終了、

初めて校則をやぶって生徒指導を受けた。
髪を黒髪から茶色に染めたのだ。
それが生徒指導の先生にばれて、職員室の奥の古びた空き部屋で事情聴取のような面談をして、後日、校長室で3人の先生と私で軽く面談をした。

「じゃあ、冬休み明けに黒染めした姿を見せてね」わたしの茶髪ライフ終了の言葉。
私の茶髪ライフはわずか2ヶ月ほどであっけなく終わった。

職員室の奥の部屋で、人生初の生徒指導系の面談で、しかも厳しいと有名な女の先生と全然知らない男の先生もいるという状況に、面談が始まってそうそうの
「髪を染めましたか?」という質問に対して、
「染めました」と自分でも笑ってしまうほど、即座に言ってしまった。
生徒指導の先生もそんなにすぐ言うと思わなかったのか「素直でよろしい」と少し笑みを浮かべた。

先生に注意されてもなお、黒染めせずに茶髪で学校に登校するという、信念みたいなものは無かった。ばれたから黒髪に染めるしかない。以上。

貯めたお小遣い約1万3000円で茶色に染められた、わたしの髪の毛は、2ヶ月で役目を終了し、さらに約7000円で黒に染められた。
わたしにとっては一大事の、そのことなど全く興味無さそうに、わたしの髪の毛ははねていた。

家に帰り、母とわたし、2人で一緒に入るのが習慣のお風呂場で、ついに、母に「黒染めしないかん、」と生徒指導を受けたことを湯船の中で伝えた。
すると母は私に、
「あんた、先生に髪を染めたって言ったの?」と聞いたので、私が「言っちゃった」と言うと
母は私に、「ふざけんな」と言い放った。
「まじでふざけんな」と2、3回ほど言った後、
「世の中ね、突き通さなきゃいけない嘘もあるの」と続けて言った。
この言葉が、お風呂場では声が反響する性質のせいか、脳に強く反響した。
あと、この人が母で良かったとなぜか思った。


ママへ
ママのことだからどうせこのnoteも見つけて、
わたしが寝ている隣で目をしょぼつかせながら読んでるでしょ知ってるよ


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