ひらおがひろな

1994年生まれ。 読者のほんのひとときの一部になれたら 幸いです。よろしくお願いしま…

ひらおがひろな

1994年生まれ。 読者のほんのひとときの一部になれたら 幸いです。よろしくお願いします。

マガジン

  • 旋律を持つ言葉たち

    自作曲の歌詞です。

  • 語り尽くされてても語りたいこと

    語りたいことがある。でも語り尽くされてると思うことがある。それでも語ってみよう。

  • 普通の日々の熱

    足掻いて生きてます。その記録です。

  • ずいずいひつひつ随筆(^O^☆♪

    エッセイ集です。

  • ワンダフルブルーを巡る物語

    短編小説集。どこからどの順番で読んでもオッケーです。暇つぶしにどうぞ。寄ってらっしゃい見てらっしゃい。

最近の記事

きみのうたは光

雲のかたちをながめている 同じかたちは2度とはない 歩き続けていればきっと 出会えるしあわせがまだ遠い きみが歩いた道の上で咲いた花 ほら  振り返ってみてみてごらん きっときれいだよ 流れる雲に行方をたずねても 答えはいつも 気の向くままなのさ きみが信じたその道を 気の向くままに歩いていけばいい 雨の匂いを感じながら バス停にたどりついたんだけど きみに気づかずバスは走る 誰にも見えないきみがいた きみであることの証明書 それは声だよ 気の

    • 語り尽くされてても語りたいこと: 村本大輔さん

       2020年12月16日、村本大輔さんが書いた「 おれは無関心なあなたを傷つけたい」という本が発売される情報を得たとき、ぼくは居ても立ってもいられず、すぐに近所の本屋に行って予約した。  新刊本は、値段が高いし毎度気に入ったものを買い続けていたらきりがないし金が減りまくるし、どうせ時間が経ったら古本屋に並んで安く手に入るだろうって理由で基本的には買わない。  だが、その本は違った。今読まなくてはいけない本だと感じた。今じゃないといけない。それは村本さんの漫才のネタと同じだ

      • 語り尽くされてても語りたいこと:高橋優さん

         この世に容易い仕事はないと思うけど、仕事をする中での容易い日はあると思う。その真逆、容易くない日もある。容易くない日の印象が強すぎやしない!?って、ぼくは個人的に思うのだが、読者の皆様いかがでしょうか。  たとえば…  超想定外のハプニング、報連相の些細なミスが大問題に発展、理不尽な残業、退勤直前に依頼される報告書、愚痴ばかりの上司の話が長くて現場仕事が進まない、現場仕事が多すぎて事務作業をする時間が少なく提出書類を作成できないので上司に相談すると濁され苛立つ。  仕

        • ギターを弾きまくった日々

          序章  これから書き記す文章は実話で、ありのままを書いています。事実をねじ曲げ、話を盛り、超絶ダイナミックなサクセスストーリーにしてやろうかと何度も思いましたが諦めました。虚しいだけなので。  おこがましい話ですが、以下の無様な日々から、読者の皆様に感じてほしいこと、それは1つ!ぼくと似たような失敗はこれからしないでください(Let's 反面教師!)、本気で何かに取り組むなら素直に課題に向き合うべきなのです!予期せぬさだめを受け入れるべきなのです!ということです(1 つっ

        きみのうたは光

        マガジン

        • 旋律を持つ言葉たち
          16本
        • 語り尽くされてても語りたいこと
          10本
        • 普通の日々の熱
          6本
        • ずいずいひつひつ随筆(^O^☆♪
          5本
        • ワンダフルブルーを巡る物語
          5本
        • 刺繡詩集
          24本

        記事

          あの頃、ただ野球がうまくなりたかった

           生きていて無駄な時間を過ごしたくない。すべての時間を意味あるものにしたい。そんなたいそれたことを思い始めたのは、小学生のとき野球を始めてからだ。  野球がうまくなるためには、当然練習が必要だ。チームでの練習だけでなく、個人練習が充実してこそ、技術は磨かれ、試合での活躍に結びつくと思う。普段の生活の中でどれだけ、野球の技術に結びつくことができるのか。そこが大切だった。  こういった考えに至ったのは、完全にイチロー選手の影響だ。自伝やら本を読み漁り、イチロー選手のことを知り

          あの頃、ただ野球がうまくなりたかった

          語り尽くされてても語りたいこと:浜田省吾さん

             社会人になって働き始めてから、通勤で車を使用するようになった。そこで様々な音楽を聞いた。行き道では、仕事の始まりを盛り上げるためアップテンポなナンバーを流したり、時には静かな曲で気持ちを落ち着かせたり、時には好きなインスト曲を流して今を映画の中と仮定し出勤する自分(脇役俳優)を演じることをしてみたり。仕事の帰りは、その日にあった苛立ちをぶつけるかのように激しい曲を流したり(安全運転しながら、ガチで歌って叫んでた。感情が溢れたら、道路端に停車して車内で歌った)、時には静か

          語り尽くされてても語りたいこと:浜田省吾さん

          語り尽くされてても語りたいこと: Age Factory

           ぼくはAge Factoryというバンドを語れるほど、それぞれの曲をかなり聞き込めてもないし、CDを1枚も持ってないし、LIVEに行ったこともない。バカ正直にここまで言わんでもいいんやけど、このバンドのことを話すに当たっては正々堂々正面突破で行きたいと思う。筋金入りのファンの方々から見たらまだまだなのは承知の上で、書かせてもらいます。  なぜなら、Age Factoryというバンドの曲にどうしようもなく頭をやられたから。その声、演奏、音楽への実直さに頭をやられたから。リリ

          語り尽くされてても語りたいこと: Age Factory

          止まった日々

          序文  この文章は、ぼくが成人スティル病という難病になった話です。今も入院してます。人生何が起こるか本当に分かりません。今まで健康に生きてきて、大病をしたこともなく、入院したこともありませんでした。誰かの同情を買うためにこの文章を記すのではなく、この記録を読んでもらい、こんなことほんまにあるんやな!?それでも人生は続くんや!ということを少しでも感じてくれたらと思います。 第1章 なんなんだこの身体の痛みは?  2024年6月29日(土)21時、ぼくは遅出勤務を終え、ユニ

          高い壁

          どこまでも続く高い壁がありました。 よじ登って乗り越えようとする人 壁をハンマーで叩いて壊そうとする人 壁伝いに歩いて向こう側に行ける道を探す人 穴を掘って壁の下から向こう側へ行こうとする人 壁の前で 写真を撮る人 屋台を始める人 祈る人 歌う人 踊る人 叫ぶ人 楽器を演奏する人 空を見つめる人 泣く人 大道芸をする人 恋に落ちる人 詩を朗読する人 抱き合う2人 呆れる人 スタンダップコメディをする人 笑う人 怒る人   壁と話す人 壁に絵を描く人  壁の前でランチタイム

          働きまくった日々

          序文    ぼくは大学生のとき就職を舐めていた。就職する意味を見いだせなかった。だから就職活動をしなかった(それはいづれ転職活動で仇になった。自業自得)。企業説明会にも行ったことがない。社会の歯車になり、毎日働き疲れて酒のんで愚痴言って人生終わるのはまっぴらごめんだと思っていた。卒業したら、アルバイトして好きな本読んで好きな音楽聞いて、すげぇ小説書いてお金もらうぞと考えていた(想いや計画も中途半端だった)。むちゃくちゃ偏ったお気楽道中まっしぐらな考えを持っていた。歯車になって

          働きまくった日々

          白球を追いかけまくった日々

           あの日、ぼくはグラウンドで白球を追っていた。あの夏の暑い日々を今でも覚えている。その中で飲んだスポーツドリンクが身体に染み渡る感覚も覚えている。冬の寒さの中、かじかむ手でキャッチボールをした。手が痛かった。春の暖かさの中、練習に向う途中で見た桜並木。  野球というスポーツは、冷静に見ると、使われている言葉が凄まじい。走者が死なずにホームに帰れば点が入り、その点を競い合うのだ。走者は常に死と隣り合わせなのだ。併殺という野球用語がある。1 つのプレーで2つのアウトをとることだ

          白球を追いかけまくった日々

          読みまくった書きまくった日々

           ぼくはかつて大学生だった。なんとか単位も取り、卒業もした。就職もした。大学生活の中で、少ない友人と恋人に恵まれ、バイトもして、たまにお酒も飲み、講義も受け、炊いたご飯と惣菜とインスタント味噌汁で腹を満たし、音楽を聞いて、そして狂ったように読書した、狂ったように書いた。狂うという過剰表現は避けようと思ったが、今思うと狂っていた。当時はなんとも思っちゃいなかった。普通のことだと思っていた。その普通っていうのは、他人から見りゃ普通じゃないんだよな!って今思う。    これから、

          読みまくった書きまくった日々

          夕陽に照らされた病院のデイルーム

          デイルームにやってきた17時過ぎ 夕陽に照らされ部屋はオレンジに包まれ 誰もいない  ゆっくり光が浴びたいと思い椅子に腰掛けて オレンジに包まれる ここでは電話をしてもいいし、自販機だってある  血糖値を上げたくないからジュースは飲まない 18時から夕食だ。病院食のおかげで食べ物の好き嫌いなんかなくなった。どんな食材にも個性があることがわかったから。情けないけど今更知った。   身体を統べているのは精神だと気付かされた西陽を浴び続けるぼくは胸に吸い込む空気に

          夕陽に照らされた病院のデイルーム

          語り尽くされてても語りたいこと:ゆず

           ぼくが小学生の頃のこと。母は、台所で夕飯の準備をするとき必ず、ラジオかCDで音楽を聞いていた。そのとき、ゆずがよく流れていた。「ゆず一家」というアルバムをよく流していた。ジャケットがほのぼのとしていて、それだけで癒された。今でもアルバムの曲は染み付いている。4時5分という曲でモスコミュールって何?ってなり、巨女という曲でコーヒーってどんな味やろ?ってなり、境界線という曲で静かな気持ちになった。少年を聞いて、奮い立った。雨と泪は今聞いても心に深く沁み入る曲だと思う。全曲、日常

          語り尽くされてても語りたいこと:ゆず

          語り尽くされてても語りたいこと:andymori

           大学生になって自由を得た(今思えば浮き足立ってただけ)。高校3年間を野球や勉強に捧げ、下宿という共同生活に身をおいてきた。そこから一変、大学入学と同時に地元を離れ、奈良県で一人暮らしを始めた。大学では、授業の時間割りは個々で決めることができる。部活・サークルに入るのも自由。生活費のため、アルバイトもしなくちゃいけない。ここからまた始まるんだ。と意気込んでも、空回りの日々だった。通っていた高校の校訓が自主自律だった。大学時代の自分なんてまだまだ自主自律には到底及んでなかった。

          語り尽くされてても語りたいこと:andymori

          語り尽くされてても語りたいこと:伊坂幸太郎さん

           高校2年生で伊坂幸太郎さんの小説に出会うまで、小説をほとんど読まなかった。主にスポーツノンフィクションを読んでいた。特に野球。実際にあったことが書かれた文章が好きだった。その人が歩いてきた人生やその人が今どうしているのか。どんなことを考えて生きてきたのか。ただ、漫画はよく読んでいた。ドキドキハラハラした。いろんなエッセイも読んだ。単に小説を読むきっかけがなかっただけとも言える。てへへ笑。  高校2年生のとき、ブックオフで伊坂幸太郎さんの本に出会った。あぁあ!どうして、伊坂

          語り尽くされてても語りたいこと:伊坂幸太郎さん