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「死にたい」は魔法の言葉

 時々「死にたい」を思っていないと生きていられない時がある。「死にたい」なんて言葉、当然使わない方がいいし、頭の中にあることなんてない人もいるかもしれない。でも日常的に使っている人も結構いると思う。この言葉が猛烈に頭をいっぱいにする時、本当にそう思っているのかは分からないが、なぜかそう脳がこの言葉を繰り返す。そしてこんなことを思っている自分はおかしいのかなと考える。

 でもこの言葉は自分の中の何かを緩和しているように思える。死という最低辺のワードを頭に置くことで、今生きている実感が湧いていつ死んでも構わないという保証をかけている。

早く死にたい
早く死にたい
早く死にたい
早く死にたい

 そう言い続けることでとんでもないマイナスがこの言葉で相殺される。脳が余計なことを考えるのをやめてこれを吐き続ける作業をする。だからこの言葉を吐くことで自分は生きていられるんだ。そんなことを考えている。
そう、自分にとってこの言葉は生きるために必要な言葉。
しんどい時に生きることができる魔法の言葉だ。


気持ち悪い
吐きそう
泣きそう
早く死にたいな
そんなこと言っちゃダメじゃん
早く死にたいね
上手く息ができない

何がダメ?
何が不満?
何が嫌なの?
わからない全部

今は死にたいって言わないと生きていけない
酸素が薄い
意識が遠のく
視界が揺れる
水分も血液も足りない
何も考えたくない
眠りにつきたい
起きなくていい
もう
目が開かない
呼吸の仕方を意識する
どうやるんだっけ
消したい自分の存在を
はやく
はやく
はやく
死ねよ!!

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