クロアチアから伝えたいこと盛りだくさん #2
クロアチア旅日記 NO.3
今回はクロアチア旅日記の続編第3弾です。
そういえば、オーストリアからクロアチアまで車の旅の途中、クロアチアとスロベニアの国境でヨーロッパ内でなんと初のパスポートコントロールがあり、びっくり。
EU旅行中には今までなかったな。ネットで調べた時は出てこなかった情報だ、ドイツ人向けの観光ガイドサイトだったからか、と。
夫のはドイツパスだから、ドイツパスだと確認するだけで終了。
私のジャパンパスだけはしっかり記録され、さらにクロアチア入国の際には
初の入国スタンプまでゲット!
日本一時帰国からEUに入国するときでも、ずっと押されたことがない入国スタンプだなあ、と昔のことを思い出したり。
さて、クロアチアステイ2日目はステイ先周辺Get to Know デーで、さまざまな海岸を車でクルーズしたり、スーパーで食料品やミネラルウォーターのお買い物。お水はシャワーには使用できるが、飲料はできないとのことです。
ステイ先の近くにビーチがあるけれど、島の反対側にもさまざまなビーチがあり、いろんなスタイルのビーチ、例えば2センチくらいの小石のビーチや小石と荒い砂が混じるビーチや大きな石ありのゴツゴツビーチなどGoogle MAPで事前にチェックして、実際に行ってみました。
さて、ビーチの駐車場はイタリアみたいに駐車代を支払うようなビーチはほとんど存在せず、ビーチの近くの空き地に適当に駐車できたりするという点が良いところ。駐車券を支払うビーチにも一回だけ行ったのですが、夫が障害者のため駐車料金は無料でした。特に障害者手帳を提示することもなく、車についている障害者マークを見ただけ。
この周辺にはビーチといえば想像するような白い砂浜ビーチはないけれど、小石のビーチは波も少なくて浅いビーチで子供とお年寄りにおすすめで、ファミリー層が多く集まります。私たちも足の不自由な夫の歩行に負担の少ないこういった小石タイプのビーチに行きました。
さて、その後オーナーの女性は夫の足が不自由だということが夫の歩く様子を見ていてわかり、アパートの部屋までは駐車場から20メートルくらいの坂と段差もあるので、
「部屋までの移動の際は大丈夫ですか?お部屋の近くの高い方へ車を駐車することも可能ですよ。」と言ってきてくれました。
休暇のホテルを選ぶ時は、なるべく夫が歩く距離が少ないところなども事前チェックはしますが、これは行ってみないと実際にはわからないことも多いです。移動が不可能な時以外は、こちらからは特にヘルプを求めないので、心使いが特にある方は向こうから大丈夫なのかどうか聞いてくれるケースも多いです。
実は、足に障害のある夫との旅行中は夫が突然転んで怪我したりという珍道中なこともありなのですが、人々の思いやりを感じる時がとても多く、実際はお得なことが多いと感謝することが多いです。空港では待ち時間なしでファーストクラスの次に搭乗できたり、大抵の行列は待ち時間なし。特に大きな街でなく小さな街に行くと周りの人たち(時に子供たち)は、夫の足の動きをじーっと見ていますが、見守っている?といってもいいのかもしれません。
私は障害のある人の辛さやどういったことが不自由なのかが昔ははっきりとわからなかったので、家族に障害者の方がいなければ普通では何が大変なのかよく分からないのは当たり前だと思っています。
だからこそ、障害ある人は世のなかの人にこういう人もいるんだよっていうことを広めるというか、そのために生きているのかも、とポジティブに思うこともあります。大抵、結構気がついてくれて、すぐに手伝ってくれたりする優しい人々に出会うことが多いです。
夫と、このことを「障害者のためのボーナス」と呼んでいます。
次回からもクロアチアから続編ありですので、お楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?