ゴールドチェック!
それは、かかりつけ歯医者さんの一年に一度の定期検診のあと。
一つの歯がちょっとだけグラグラ気味で怪しいとのことで、かかりつけ歯医者さんに勧められたインプラントの歯医者さんに予約の電話をすると、なんと半年後にやっと予約が取れるとのこと。
そこで、その歯医者さんにメールでお願いして、別のインプラント系の歯医者さんを教えてもらうことに。
なんと、そこは予約がすぐ次の日に取れて、ラッキーとも、それは危険!ともなんとなく思いましたが、まずは行ってみました。
その歯医者さんに会って数分後、やっぱり、と、だから予約がすぐに取れたのだ、と思いました。
その女性の歯医者さんは私にタメ口で馴れ馴れしいし、使用する言葉がどうも美しくないのです。
特に、お医者さんとの会話でそういうことはドイツでもありえない、ドイツ20年在住でも初めての経験です。
彼女はトルコ系の歯医者さんだったこともありで、私がしていたゴールドのペンダントもちゃんとチェックしている目線も伝わってきました。
アラブ系やトルコ系の世界はゴールドに価値を置くことが多く、私が夫の出身地であるレバノンに滞在した時にも感じだのですが、特に女性のゴールドのアクセサリーチェックが存在することが多かったな、と思います。
そして、レントゲン写真を見て、その歯はすぐに抜かないと他の歯も使えなくなり、不味いことになるよーと脅され、そして、すぐに抜いて、インプラント!と主張してきたのです。
ゴールドアクセサリーもしてるし、これならばインプラント契約もいけるだろう、という彼女の心理が動画のように読めました。
「インプラントは私としては儲かるから → まずはとにかくすぐに抜いちゃおうよ」
、ってことでした。
歯を抜いてからも土台作りに時間かかるし、抜くのは早ければ早いほうがいいのよと。
怖くなって、次の予約はもちろん取らずに、その場を消えるように立ち去りました。
ありえない歯医者さんでしたが、また新しい体験ができたのだと、やはり予約がするとれるお医者さんは何かわけありなんだってことも証明できました。
さて、その後すぐにオンラインで子供達が通っている歯医者さんの予約をとり、
結局、少しの時間はかかったものの、セカンドオピニオンである、別の歯医者さんに診てもらった結果、まずは歯周病治療をしてから様子を見るということになりました。
「抜かないといけないといわれた歯」は炎症を起こしていないので、今はすぐに抜かなくて問題なしとのことで、まずは口内全ての歯周病の治療を開始し、半年後の今日もまだその歯をキープできています。
年に3回歯周病系の治療とケア、クリーニングをしてくれて、しかも全て健康保険で賄えてその少しだけぐらぐらな歯は炎症を起こすこともなく、今のところは静かに暮らしています。
確かに、もう機能しない歯は早いうちに抜かないと隣の歯にも悪い影響が出るということは理解できるし、いつ炎症を起こすかもわからない歯ではあるのですが。
でもできるだけ、自分の歯で生活したい。
これがセカンドオピニオンを聞いたほうがいいっていうことなのだ、と。
また人生勉強になりました。
ここで、私も歯がちょっとぐらぐらしていると焦ってしまい、とにかくすぐに診てもらおうした私もよくなかったと反省しているので、次回、こういうときはまずは落ち着いて、多少待ち時間があるとしても、よいお医者さんにみてもらうのが一番なんだな、ということを学びました。
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