紅葉狩りは足下から
紅葉の有名な観光地は、報道で見る限りすごい混みよう。わざわざそんな人混みに行くくらいなら、毎日通る道や公園に植わっている樹木の紅葉で良いや。
毎日通る道や公園の街路樹が、日々、色づいていくのをみていると、これはフィルムシミュレーションのきれいな発色を愛でるのに良い素材、と思い、紅葉の名所に出かけたいのは山々だけれども、割と忙しくて一日空けて出かける時間を作れない。
それに、ニュース映像をみると、有名な観光地は、まるで色づいた葉っぱより人の方が多いような混みよう。わざわざ出かけて人だらけなんてうんざりだ。それなら身近な街路樹でいいや。日々のグラデーションの変化も美しいし。
東京都の木・銀杏(イチョウ)は葉っぱが黄というか黄金に色づいて豪勢でいい。落ち葉もどっさりで、黄金の絨毯、木枯らしが吹くと黄金の吹雪みたいになってそれも好き。
だが、掃除する側になってみると、街路樹だから自分ちの木でもないのに、大量の落ち葉が吹き込んできてたいへんなんだよね。銀杏(ギンナン)は臭いし。
ふつう紅葉とは言われない、茶色になるだけの葉っぱも、今年は特に赤茶色を通り越して真っ赤に見える。
そんなこんなで、身近の木で紅葉狩りをする今日この頃であった。
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