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ダイヤモンド富士の撮影に挑んだ6日間

10月20日前後の11日間、千葉市の人工海岸から東京湾越しに富士山のてっぺんに日が沈む様子を見ることができる。その光景はダイヤモンド富士と呼ばれるが、写真に収めることができるかどうかは、天候と撮影位置による。はじめてミラーレスカメラを手に入れたことだし、今年はこの撮影に挑戦してみることにした。

日本一長い人工海岸から富士山を望む

 千葉県千葉市には南から、いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜という人工海岸があり、三つを合わせた海岸線の長さは4.3kmになる。これらの海岸は西側に向いて開けており、東京湾ごしに富士山を望むことができる。そして、10月の20日前後の11日ほどは、ちょうど富士山のてっぺんに日が沈む様子が観測出来るという。

 特にイベント好きでもないので、あまり気にしたことはなかったが、ちょうどこの夏にカメラを買ったばかりなので、どのくらい撮れるか良い試しになりそう、と思い挑戦してみることにした。まぁ、標準レンズしか持っていないんだけれどね。もっと長いレンズを買うべきか、とりあえず標準で間に合うか考える手がかりになるかもしれないし。

10月18日 いなげの浜

雲で富士山が見えない

10月19日 検見川の浜

たぶん山頂に沈んでいるが、ちょうど雲がかかっている
日没後の方が富士山の位置がはっきりする
ただし、虹色の幻日は見えた(左側だけ)

10月20日 検見川の浜

ものすごい強風 完全に雲の中

10月21日 検見川の浜

おそらく山頂と思うが、雲が邪魔ではっきりしない

10月22日 検見川の浜

富士山に沈む所は見えたが山頂じゃないな
飛行機雲のせいで、まるでミサイルが着弾した瞬間みたいな写真に
この日も幻日は見えた

10月23日 幕張の浜

惜しいもうちょっとで山頂に沈む所が撮れた
この日も幻日は見えた(右側だけ)

 結果として、ばっちり富士山頂に太陽が沈むところは撮れなかった。しかし、刻々と移り変わる空の色は毎日見ても飽きず、様々な気象現象もきれいだなぁと思えた。

 自分に課題を課して写真を撮るには、事前に調べ物をしたりロケハンしたりしていないと、なかなか一発でうまくはいかない。いや、自然相手だと下準備してもうまくいくとは限らない。ただ、その前準備の過程も、面倒くさくも熱中出来て、面白さ、楽しさのうちだけれど。

空中に富士山の影が映る二重富士


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