「古事記」第9章「国譲り(くにゆずり)」9-1
オオナムチ(ムッチー)=オオクニヌシ(大国主、クニちゃん)=八千矛神=やっチー=スケコマシ、と名前を変え?色んな人や動物に助けられてようやく大国主神として国が安定してきた頃のことです。(※「スケコマシ」=人間力に溢れる最高の褒め言葉です)
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
天つ神のいらっしゃる高天原ではちょっとした議論が交わされていました!!
女子高生並みの若さと可愛さを誇る「アマテラス」ちゃん=天照大神に説教される別天津神(ことあまつかみ)の造化三神と言われる神様。
造化三神は「みなかぬし」「たかむすび」「かむむすび」の三神様は大人ないでたちです。
「みなかぬし」は最初の大きな神様。「たかむすび」は知恵の神様。「かむむすび」はご縁の神様。
造化三神は男でも女でもない神様。人型になると、大体大人で表されて「かむむすび」に至っては、筋肉質な髭面にお姉言葉のオシャレさんだったりするのです。
造化三神からしたら、お子ちゃまなはずのアマテラスちゃんがプンスカしているので、女子高生に大人3人が説教されてる。みたいな構図です。
アマテラスちゃんの言い分はこうです「チャラ男の大国主は国神のくせに、この国のトップにいるのはおかしい!!」
大国主推しのカムムスビはそれに対抗します。「あのレベルはなかなかいないのよ?それに国造りだって頑張ってたじゃない?」
「ちょっと人より顔が整っているからって、あんな奴生き返らせなくてよかったのに!!」アマテラスちゃんは以前会った大国主のことを根に持っているようです。
「国造りだって、実際にやったのはすくなびこと大物主(オオモノヌシ)でしょ!!チャラ男は敵!!葦原撫子(あしはらなでしこ)コンプして王様みたいな顔して偉そうにしてるなんて許せない!!」
確かに、イザナギとイザナミの子供ということであれば、天つ神が国を収めるのが本来の姿ということなのでしょう。
ということで、造化三神も納得したところで、アマテラスちゃんの長男の「オシホミミ」に収めさせるように仕向けようとします。
アマテラスちゃんが言い出したら、止まらない上に、天変地異が起きてしまっては誰も止めることができないのです。
ここは穏便に。。。「とは言っても、出雲を攻めるつもりなの?」と恐る恐るミナカヌシが聞くと、
「そんなことはしなくて、話し合って譲ってもらうの。それに返して欲しいのは出雲じゃなくて葦原中国、つまり全部だから!!」
「それならいいけど、大国主君だって頑張ってきたんだろうし、簡単には譲ってくれないんじゃ無いのかな?」
というミナカヌシに「大丈夫!命令するから!!」・・・「はうぅ!!」もはやどちらが最高神かわからない。
そして、アマテラスちゃんは長男のオシホミミを呼ぶ。
このオシホミミは今で言うニートのようなスタイル。寝癖ぼうぼうで寝巻きのような格好。スマホは欠かせないけど、いつも寝不足。。。みたいな。
「オシホミミ、あなたはスサノオとの誓で生まれた私の長男。あなたこそ、葦原中国を収めるのに相応しいわ!!あなたが降りて、この国を納めなさい!!」
(「古事記」第4章「天の岩屋戸」1−1 https://note.com/lovely_macaw861/n/n6b7a7d76861d)
と言われても、死も飢えも無い幸せで生ぬるい生活を捨ててまで、人間のために人生を捧げなきゃいけないのは?意味不明。
でも、母親のアマテラスが言い出したら、絶対に聞かないし。。。
やる気のないオシホミミの奮闘はこちら!!
→→→→→→→→→→→→
地上までの距離を飛ぶのは疲れるからと、1人用の船を調達するオシホミミ。
神力で地上に行こうとするけど、出雲ってどこよ?
そんな時はこちら!!神アイテム所持者のオシホミミ。
ナビまで完備とは、さすがやる気はなくてもアマテラスの長男だけあって、無駄にスペックが高いのです。
自動操縦のおかげで稲佐の浜の上空に到着。待っていたのは「葦原中国を天つ神に渡すなー」と言う国神のデモ隊が待ち構えていたのです。
「土地が豊かになったからって、いまさら出てくるなー」確かに。。。
めっちゃ、荒れてんじゃん。てか、自分が来るの知ってたって、情報源どこよ?国神こわっ!!
しばらく、上空で停止してたオシホミミは。。。
「帰るか。。。」
と言って、帰ってしまう。
オシホミミの報告を聞いてアマテラスちゃんは激オコプンプン丸になり、「デモなんて野蛮すぎる!!絶対に天つ神が治めた方が人間だって喜んでくれるはずよ!!」
と言うことで、知恵袋のタカムスビに矛先を向ける。
タカムスビは困ってしまって、わんわんわわん。になったけど、ここは八百万の神様を集結して回答を仰ぐことにしたのです。
議題は「天つ神が葦原中国を治めることで国を穏やかにし、乱暴な国神を追い出す作戦」
みんなが集まって決めた人事は「アマテラスの次男を出雲へ送る」ことでした。
やる気のない長男のオシホミミと比べ、責任感の強い次男、アメノホヒに白羽の矢が当たったのです。
やる気十分のアメノホヒの奮闘は。。。次回をお楽しみに!!
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?