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「古事記」第10章「山幸彦と海幸彦」11-3

狩が得意な「山幸彦」が釣りに憧れて、釣りが上手な「海幸彦」から大事にしている道具を貸してもらえるようになりました。

国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️

長男の「海幸彦」と三男の「山幸彦」の喧嘩です!!

早速海辺に出た「山幸彦」はその辺にいたミミズを針につけて海にちゃポンと落とします。

そして、岩の上に座って待つ事、小一時間。何も動かない。

更に同じ体勢で数時間経ち、いつの間にか夕方に。。。

まさかの、釣れない事実に驚き、こんなに退屈だったなんて予想外だったのです。

そろそろ帰らないと海兄に怒られる。

と、諦めかけたその時、釣り糸が引っ張られたのです。

釣竿が力強く引っ張られる感覚がしたので、ここぞとばかりに思いっきり竿を引っ張ったのです。

すると「ブチンッ!!」という大きな音がして、自分は尻餅をついてしまったのです。

お尻を強打して痛いのなんのって!!しかも天高く掲げた釣竿の先についている糸の先を目で追ったら。。。

糸が切れて、力無く風にヒラヒラと揺れていたのです。

相当ヤバい状況です。

針!針が無いのです!!・・・海兄に懇願してようやく借りてきた、あの針です!!

食べられちゃったのか?それとも岩に引っかかったのか?

どちらにしても海兄に叱られる〜〜〜!!血の気が引いたところに、海幸彦から声がかかる!

「おーい!山幸彦、調子はどうだー?」

「ヤバい、ヤバい、ヤバい、、、、」釣竿を握りしめて硬直する。すると、

「俺は全然ダメだったよ。やっぱ、山は山幸、海は海幸ってとこなんだろ?ほら、さっさと俺の釣竿返しな!」

「う、、、海兄、、、悪ぃ、、、、」青ざめた顔の山幸彦の握りしめた釣竿の糸の先に針が無いことに気がつくのです!!

海幸彦はカンカンに怒り、山幸彦は謝り倒しました。

それでも許してもらえなかったので、山幸彦の「十拳(とつか)の剣」を製鉄所に持っていき、500本の針を作って詫びたのです。

それでも許して貰えず、今度は1000本の針を作った上に、父親のニニギに頼み込んで以前無くしてしまった高天原から取り寄せた初版本と最新刊まで取り寄せて針に添えて詫びたのです。

しかし、それでも海幸彦は許さなかったのです。

そんな頑固な気持ちがどうなるか、興味深いお話の続きは次回をお楽しみに!!

日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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