「古事記」第11章「山幸彦と海幸彦」11-10
3年間も不運続きで海幸彦はジリ貧です。
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
「あの呪文のせいで、こんな目に遭っているんだ!!ふざけるな!!」
・・・・・・・。
と、海幸彦が十拳の剣を抜いていきなり山幸彦を襲ったのです!!
いやいやいや、気持ちはわかるけど、いきなりはダメでしょ!
海幸彦に切り付けられそうになった山幸彦は咄嗟に、「潮満球」を目の前に掲げました。
すると、魔法のように海水が勢いよく飛び出し、海幸彦を飲み込んで空中に浮いたのです。
海幸彦の入った水がぷかぷかと浮かびまるでシャボン玉のようです。
中にいる海幸彦は水の中を必死で泳ごうとするけど、息継ぎもままならない。パニック状態に陥ったのです。
山幸彦が「海兄、これからは俺に仕えるということでチャラにしない?」と提案する。
ところが、海幸彦は返事も出来ないほど、息ができなくて白目を剥き始めたのです。
何言っているのかわからないけど、多分、OKなんだと思った山幸彦はもう一つの球を掲げたのです。
今度の球は「潮干球(しおふるたま)」で、魔法のようにズズーっと一気に水を吸い取り、まるでアラジンの魔法のランプみたいに山幸彦の手に水が戻ったのです。
海水から解放された海幸彦は、その場に四つん這いになり、命からがら助かりました。
加害者の山幸彦は「じゃあ、今度は部下としてよろしくね!」とウインクして言うと、被害者の海幸彦は息を整えながら睨みつけたのです。「くそっ」とか言って。
「ん?くそ??」兄の反抗的な態度に、山幸彦はにっこりと微笑んでまた潮満球をチラつかせます。(お主も悪よのう!!)
「いや、なんでもないです!!!今後は「隼人」として、俺の子孫もみんなお前に仕えます」と項垂れたのです。
こうして、山幸彦に仕えることになった海幸彦は、代々「隼人」として朝廷に仕えることになったのです。
今でも九州地方にはその血を受け継ぐ人たちが残っていて、海幸彦が山幸彦にやられた時に苦しんだ姿も”舞”として伝えているそうです。
めでたし?なのかな?・・・。
ということで、次の展開は。。。山幸彦と、トヨタマヒメのお話です。
男子は女子の見てはいけないものを見てはいけないのです。。。
どんな展開になるのか、乞うご期待です!!
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
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