日本神話ストーリー〈序章1〉古事記と日本書紀
「日本神話」といえば、「古事記」と「日本書紀」❤️歴史の教科書にちらっと出てきたような。。。
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
前回予告した様に、いよいよ本日から日本神話の事をお話ししようと思ってます。プリ香なりに脚色しちゃうので、ご了承くださいませ!!
日本で現存する最古の書物がこの「古事記」と「日本書紀」です。
日本が出来る成り立ちを表しているよ〜。みたいな説明があった様な気がするけど、どっちも神様の話で、「日本書紀」の方は歴代天皇の名前がいっぱい出てきて、天皇家の家系図?なのかな?
なんて勝手に思っていました。ところが、この二つの書物はある意図をもって表された歴史書の様なものらしいのです。
「古事記」と「日本書紀」を合わせて「記紀(きき)」と称される様ですが、どちらも「天武天皇(てんむてんのう)」の命令で編纂されたと言うことです。
なんの意図で?天皇という家系の正当性ですよね。
天武天皇は「大化の改新」の時に兄の中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)→のちの天智天皇を助け、中央集権的な国づくりをする人で、その為に必要な文献が「記紀」だった様です。
そして、「古事記」が全3巻に対し、「日本書紀」は全30巻。圧倒的に日本書紀の方が多いよね。
編纂の期間も「古事記」は1年足らずに対し、「日本書紀」は39年間!!圧倒的に「日本書紀」の方が長いのだ〜〜〜!!
扱っている期間も「古事記」は神代から第33代推古天皇(スイコテンノウ)まで、対して「日本書紀」は神代から第41代天皇までを扱っているらしいのです。
神話の分量と内容の違いもさることながら、プリ香がいっつも気になっていたことが「神様の名前の表記が違うことが気になっていたのです。
だって、あの八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した「スサノオノミコト」も「須佐之男命」と「素盞嗚尊」となっているので分かりにくいのです。
これは編纂の過程で、「古事記」は日本独特の文法がベースで「変態漢字」と呼ばれるものを採用しているのに対し、「日本書紀」では純粋な漢文で書かれているからなのだそうです。
ようやく謎が解けましたよ!!
つまり、一見して優しい漢字で描かれている方が「古事記」です。
「古事記」の編纂をした「太安万侶(オオノヤスマロ)」が漢字表記を日本人に馴染ませる「万葉仮名」にした様です。
今で言うと「夜露死苦(よろしく)」とか「仏恥義理(ぶっちぎり)」とか!!だから、古事記の漢字は漢字の字面の意味を読み取ったらダメだよ!!
そしてこの「記紀」の決定的な違いは「古事記」が自国民に向けて向けて書かれた書であるのに対して「日本書紀」は国家によって編纂された正式な歴史書=「正史」なのです。
そして「日本書紀」は「正史」だからこそ、大ぴらにチラシを巻くことができたんです。
つまり、皇室の支配の正当性を国の内外(特に中国)に知らしめる目的を持っていた様です。
とまあ、そんな感じで「古事記」と「日本書紀」の成り立ちがわかったので、先ずは「古事記」の方から見ていきましょう!!
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
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