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現代詩『灯籠流し』

想いという火の灯った小船を

ゴツゴツした大きな岩の間から

川に流していく。

一つ一つの思い出を振り返りながら

喜  怒  哀  楽

全ての感情を手放していく。

手元には何も残らない。

残さない。

きっとまた、好きになってしまうから。

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